★悠悠自適な日記☆
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| 2002年09月15日(日) |
こころの解明 実験心理学から応用心理学へ |
日本基礎心理学会主催の「こころの解明 実験心理学から応用心理学へ」という講演会に行ってきました。私のような高校生ばかりが集まってくると思っていたので、まるで敵地に飛び込んでいく兵士のような気分で気を張り詰めて、会場である某D大学へと向かいました。ただでさえ方向音痴の私ですから、電車に乗るだけでもピリピリです。JR京都駅で改札を出てロッテリアで昼食をとったあと、時間があったので少しCDショップでぼんやりしていると、元来た道がわからなくなって、地下鉄に乗るまでは冷や汗ものでした。何とか辿り着いたのでよかったのですが…。
講演会は、ほとんどがオバチャンで少し拍子抜けしました。高校生もいたのですが、どちらかというと、心理学科を目指す受験生より、心理臨床家を目指す大人の方が多かったです。中にはヤンキーみたいなのや中学生と思われるような子もいてビックリしましたが。
講演会は、私的にとてもおもしろかったです。同志社大学の青山謙二郎先生(めちゃめちゃダンディな方でした★)の「食べる行動の法則を探る心理学」では私の中の心理学のイメージががらっと変わりました。例えば、餃子をずっと食べ続けていると、時間と関係してだんだん食べられる量が減ってくる…。これは一見脳の中の満腹中枢や空腹中枢の問題で片づけられてしまいそうですが、この法則の中には、心理学の法則が成り立っているのです。しかも、この実験から、ダイエット方法までがわかってきます。数学が出てきた時は少し焦りましたが…。
その他、京都大学の吉川佐紀子先生の認知心理学や、川崎医療福祉大学の嶋崎まゆみ先生の臨床心理学など、おもしろいお話ばかりでとても楽しい時を過ごせました。改めて自分がなぜ心理学をやりたいのかを考える絶好の機会となりました。
気を張り詰めて行って、内容も濃かったので、帰り道ではどっと疲れが出ました。ぼーっと阪急電車の中で書類を読んで立っていると、前に座っていた老夫婦が「どうぞ座りなさい」と言って席を詰めてくれました。世の流れは老人に席を譲りましょう〜なのに、老人に席を譲られている私って一体…?でも、その老夫婦の気遣いは、疲れていた私にはとてもありがたかったので、いつか、この老夫婦ではないけれど、目の前に老人が立っていたら、席を譲ろうと思いました。
そしてとことん気の抜けまくった私は三ノ宮で何故か突然アーノルドパーマーのベストと、稽古着にするジャージが欲しくなってつい衝動買いしてしまいました。買い物も衝動買いするのも久しぶりです。後で財布の中を見ると280円しかなくて泣きそうになりました。これも臨床心理のデータのひとつとなるのでしょうか…?
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