Leonna's Anahori Journal
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熱を出すまえの晩、友人と一緒にTVで「世界不思議発見」をみていた。 それで、オーストラリアのエアーズロックのことを、いまは「ウルル」と呼ぶのだと初めて知ったのだった。 「ウルル」というのはアボリジニ(先住民)の言葉で「偉大な石」という意味だそうだ。「ウルル」はアボリジニの聖地なのである。
それはそれとして。 発熱の半日前に一緒にいたということは、友人にインフルエンザをうつしている可能性もある。携帯メールで、かくかくしかじかであるから少しでも風邪のような症状が出たらすぐに病院へ行くようにと伝えたら、すぐに返信が来て「心配いらない。まったく何でもないから」と書いてあった。
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本日、電話あり。どう?と訊くので、もう治って会社へ出ていると言ったら、安心したのか急に意地悪な声になって、「あんなことを言うから熱がでたんじゃないの」と言う。
「あんなことって、どんなこと」 「ウルル」 「ウルルゥ???」 「さんざんアボリジニの聖地を馬鹿にしたから、それがたたったんじゃないの」 ひどい。(前回にひきつづき)ひどいよ! 発端つくったのは自分なのに。最初に向こうが言ったのだ。「エアーズロックっていうと巨大!というイメージだけど、ウルルっていうと、なんか小さくなっちゃう気がしない?」って。それで… 「うん、するする!」(…と、ここで私が乗ってしまった) 「ちょっと形のかわった、小高い丘くらいの感じ?」 「最大がそれくらいで、小さいのは手のひらにのるくらいのサイズまである、とか」 「なんか、みやげ物屋さんで売ってそうだね」 「そうそうそう、『あ、そうだ、お母さんに小さいのでいいからウルル買ってきてってたのまれてたんだ!』とか言って」 「それ、ハワイのチョコレート(マカデミアナッツの入ってるやつ)に似てるんじゃないの」 「似てるかも。ちょっと犬の糞と見分けがつきにくい」 「ははははは」 「それで、子供がおみやげのウルルで悪ふざけするんだよ。『やめてよー、おかーさーん、○○がアタシの背中にウルル入れようとするのー!』」 「靴の中に入れたり、」 「イジメだね。学校行ったら上履きの中にウルルが入ってた!」 「ギャハハハハハ…」 やっぱりヒドイよ。誘導してるじゃん、うまく合いの手入れて! で、自分もさんっざんわろてるやないの!(しかしたしかに“犬の糞”は言い過ぎたか) 結 論:馬鹿話もほどほどに。特にそれが精霊のいる場所に関することであるときは。
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