Leonna's Anahori Journal
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2006年12月24日(日) 逆あがれなかった。

 
アマゾンでグリル鍋を買った。
それで、誕生日でもあるので友人を呼んで、昨日今日と連ちゃんで鍋をした。昨日はきりたんぽ、今日は、ほうとう。

きりたんぽには、骨付きの鶏肉、きのこ三種、結び白滝、春菊。先日の学習をしっかりいかして食材をチョイス。最後は冷水にさらしたご飯ととき卵を入れて雑炊で締めた。

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きりたんぽの後、腹ごなしに公園の水鳥をみに行った。池の脇にぶらんこなど遊具のある場所があって、なんとはなしに近づいて鉄棒にぶら下がってみようとした。
子供の頃は鉄棒は得意だったし、懸垂なんか、何回でもできた。それが今では、ちょっと飛びついてつかまることにすら勇気がいる。上腕の筋肉はもちろんのこと、握力もなくなっているので、自分の腕で自分を支えるのが難しくなっている。

そのうち、ひとりが低い鉄棒で逆上がりをした。私も、と思ったが、腕は非力、カラダは重たいで、地面を蹴るタイミングもまるでつかめない。逆上がりはおろか、両腕で支えた上体を下へグルリと回転させて鉄棒からおりることすらできない。握力に自信がないので、頭から地面に落ちそうで恐いのだ。信じられない、実に実にショックである。動物としては、もう駄目駄目ではないか。

小学生の頃、体育の時間に逆上がりのできない子がいると、その「逆上がれない」ということ自体が理解出来なかった。先生が下半身を持ってサポートしたり、周りの友だちが「がんばって、もう少し!」などと声をかけているのを見ると、なんだか不思議な気がしたものだ。

それが。今ごろになって、あの逆上がれなかった子の気持ちを知ることになろうとは…。ほんと人生ってのはわからないもんだねえ。
(てか、どうしてこの歳になって、しかも誕生日に逆上がりなんかしてるんだアタシは!)

その後、家へ戻ってから逆立ちにも挑戦してみた。やっ!とあげた足を友人につかんでもらってなんとか形にはなったが、両手首がミシッと言いそうだったのですぐにギブアップした。超低血圧の頭に、血が上って下がって、目がグルグル〜(二度とやらない)

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ひとは成長し、逆上がりその他の身体能力とひきかえに、鍋の具の選定に洗練を加えてゆくものなのかもしれない。

そんなことを思いながらの鍋二日目。ほうとうには、白菜、大根、ニンジン、里芋、油揚げ、カボチャ、舞茸、鶏胸肉を入れた。
そうして、太るの覚悟でどんどん食べた。手首や腕の鍛練も大事だけど、いいの、たくさん食べないと風邪引いちゃうもん。風邪引いたら会社行ってお仕事出来なくなっちゃうもん。 
 
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↑池のほとりに、いつのまにか立てられていた看板。
鳥はこんなこと思っちゃいない、くれるなら貰いますと思ってるはずだよ!(大好きなパン屑投げを禁止されて不貞腐れております)
 




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