Leonna's Anahori Journal
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大昔、毎朝小学校へ行く前にそんなタイトルのTV番組をみていたような記憶があるのだが…。それはそれとして、わが住まいとその周辺、虫やらなにやら、小さな生き物がやたらと多いのである。
これはシジミ蝶(の死骸)。蜂や蝶の顔はリスに似て、ちょっとかわいいと思ってしまうのは私だけだろうか。
このほかにも、鉢植えのスミレの花を喰いつくしてくれたナメクジ、庭木で大増殖した毛虫、掃き出し窓の掃除をしようとしたら隙間から落ちてきたヤモリ、夜帰宅したらドアのまん前の暗がりにじっと座っていて危うく踏まれそうになった小さなヒキガエルなどなど、いろんな奴らが入れ替わり立ち代り出没しては楽しませてくれる。
ヒキガエルといえばその後夜の庭で、玄関先にいたのと同じくらいの大きさの奴に出会ったので、驚かすつもりで背後からドーンと片足踏みおろしたら、ビョ〜ンと物凄いジャンプで逃げたのでこちらが腰を抜かしそうになった。ヒキガエルはノソノソ歩くばかりであまり跳んだりしないものだと思い込んでいたので、必要以上に驚いてしまった。 -- しかし。この春夏を通して、もっとも驚かせてくれたのは、コイツだ。 ある日、二階のベランダへ出ようとしてコイツを発見したときは、驚愕のあまり、死んだ父親が姿を変えて私に会いに来たのかと、錯乱気味に一瞬そう考えたくらいだ。とにかく、見てくだされ、この姿を。
ちなみにこの蜘蛛が肢をかけている白いコンクリート部分の高さは12センチほど。いかに巨大な蜘蛛かがお分かりいただけるかと思う。肢なんぞも2、3ミリの太さがありびっしりと毛がはえていて、まるで毛ガニみたい。 私がベランダへ出ようとした足を引っ込め、ガラス戸をピタリと閉ざして奴の動きを窺ったのは言うまでもない。
ところが15分ほどたってから恐々のぞきに行っても、右の後肢が若干うごいたかなという程度。相変わらず同じ場所にいる。30分たっても、状況は同じ。さらに1時間、2時間…。 そして3時間が経ったときに、やっと私は理解したのだった。 こいつ、絶命してる。 こいつ、お父さんじゃあない(あたりまえだろ!) この巨大蜘蛛がどこからやって来て、どうしてうちのベランダで息絶えたのか、その詳しい理由はわからない。しかし、とにかくこちらを襲ってくる危険はないのだと知った私は、大蜘蛛をそのままにしておいた。
そしてその後一週間くらいの間にわが家を訪れた友人数人に「すごいもん見せてあげる」と言って二階へ連れて行き、まるで自らの創造物ででもあるかのように見せびらかした。そしてそののち、シャベル状にした包装紙で大蜘蛛の体を壁から引き離すと、二階から庭へ向かって抛り投げて、土へ還してやったのだった。 -- しかしな。久々更新されたかと思ったら虫の死骸画像が二枚もアップされてるウェブ日記て。 すみません、あきらめてください。穴掘りジャーナルってこういう場所なんです。(またそのうち、めずらしい生き物の画像をアップするよ!)
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