Leonna's Anahori Journal
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陽射しと黒雲と豪雨。妙なお天気の下、銀座の画廊へ出かける。フロイライン・トモコ嬢の夫君の個展会場へ。
いつものように緑滴る森の描かれた大きな額の並ぶなかに、比較的軽いタッチで描かれた小さな葡萄の絵が。たわわに実って葡萄棚から垂れ下がる葡萄。その中の一房。
私はその額の前に立って、じっと絵の中の葡萄をみつめていた。 今回、ミュンヘンの市場では苺やラズベリーや葡萄といった果物をたくさん買った。なかでも皮を剥かずにそのまま食べられるラグビーボールみたいな形のやつが好きで、たくさん食べた。そのミュンヘンの葡萄の味を思い出して、半ばうっとりしながら、立っていた。
いいな、葡萄。食べてよし、眺めてよし。(私の中に小さな葡萄ブームがおこりつつある気配) -- 帰宅すると、留守番電話のランプが点滅している。再生してみると、知らないおじさんの声が、親しげな調子で何か言っている。最初何を言っているのかわからなくて、二度再生して、間違い電話であることがわかった。
(うちの留守電は私個人の声ではなく出来あいのメッセージを使っているので、かけてきた人が間違えに気付かずに吹き込んでしまう可能性がある)
で、そのメッセージなんですが。 『××(地名)の○○青果です、お世話になっております! えー、キャベツがありましたら、また出荷してください! よろしくお願いしまーす』 …、キャベツって、なぁ。 無理だよオジサン、それはちょっと無理。
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