Leonna's Anahori Journal
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2005年12月20日(火) 百合の花

 
HP(チマリスの穴)のトップページを更新、アップしても、なかなかアンテナに反映されない。3日も4日もたってから突然上がってきたり、まったく反映されないままということもある。

まさに、はてな。なぜなんだろうな。
 
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父がいなくなってもまったくといっていいほど悲しくない。ちょっと自分でも不審に思うくらいだ。

父が逝ってから葬儀がすむまでの間、もっとも感情的になったのは荼毘にふされる棺が小さな鉄扉の向こうへ消えて行くときと、その後の骨上げのときで、特に父のお骨と対面したときは激情に駆られたと言ってよい。

悲しかったのではない。あたまに来たのだ。これが、父なのか。冗談だろう!と。すでに話し合いで、四十九日の納骨までは私が父を預かることになっていたのだが、怒りのあまり、それすらも嫌になったくらいだ。

それで、その怒りを抱えたまま、お骨を、拾った拾った。ムキになって拾った。まだ、まだ、もっと!と言いながら骨上げの箸を離さない私につきあって、妹が一緒に箸を持ち続けてくれたのだが、その怒りも精進落としでビールを注ぐ頃にはすっかり納まってしまった。

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仕事から帰ると毎晩、父の遺影の飾られた部屋で、相変わらずサッカーを観ている。馬鹿ミランはミラノダービーに負けて、いくらそのあとメッシーナに大勝したって、もうどうにもならないことには変わりない。トヨタカップはサンパウロがリバプールをくだして優勝。とはいうものの、今回のトヨタ杯にはやはり乗りそこなってしまったな。

15日に持ち帰った一対の白い花束。その中の、大きな百合の花の蕾が今頃になって次々と開き始めて、夜帰宅すると、まず窓を開けずにはいられないほど薫る。大きな蕾がまだ七つも八つもあって、それが順番にふくらみ始めるものだから束を分けて生け直した方がいいのではないか、だとするともうひとつ花瓶が要るな、などと考えている。
 
 
  
 


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