Leonna's Anahori Journal
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2005年10月13日(木) 『文体とパスの精度』

 
馬鹿な人間の人生には、当然の帰結として馬鹿な事しか起きないんだ、と。そういうことが、実に良く、骨の髄まで滲みわたるように分った数日間だった。

でもこれ、罰かご褒美かということなら、ご褒美だと思う事にした。もうね、いまから賢い人間になろうったって無理だと思うん。だから。この弛みきった脳みそには「ああ、スイートじゃった!」ということで、自分に都合良く記憶させてやろうか、と。

バカボンのパパも言っているではないか。“バカは死んでもバカなのだァ〜♪”って。(あ、ええっ?、これって、死後も続くのォ?!)

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自分のバカさをただじっと座って噛みしめ続けていてもしようがないので、テニスのクラスに出る。なぜかあれだけ毎回つった足が全然つらなくなったのはいいけれど、息切れが激しい。とにかくしょっちゅう水分補給して、息を整えながら最後までついて行く。

足がつらなくなったのは、仕事のストレスから解放されたことと、毎日の軽い筋トレ、ストレッチの効果なのだろう。ただし、息が切れるのはまだ煙草がやめられないからで、ウーンという感じ。

こういうことって“やめられない”というのは嘘で、ただ“自分がのやめたくないからやめないだけ”ということは、自分でも良くわかっているのだけど。テニスそのものの勘はほとんど戻ってきたから、もう少ししたらもとのレベルのクラスへ戻れると思う。
 
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書店にて、購入本。

 「1分間リンパマッサージダイエット」 渡辺佳子(アスコム)
 「文体とパスの精度」 村上龍+中田英寿(集英社文庫)
 
 
リンパマッサージの本は他にもたくさん出ているけれど、これは特に売れていて、この次買おうとおもっているうちに軒並み売り切れ状態に。本日、丸善T田沼店にて山積みされているのを発見して、即買い。リンパマッサージは、とにかく気持ちがいいです。もう少し有酸素運動と筋トレで身体の基礎を作って、それからピラティスとこのリンパマッサージを組み合わせるというのが、いま私が考えている“理想型”。

「文体とパスの精度」、以前は、個人のメールのやり取りを見せられてもなぁ、と思っていたのだけど。そしてその思いは、いまも変わらないのだけど(笑)。本の内容は、1997年、W杯フランス大会の前年から2003年、KOREA/JAPAN後、ヒデのパルマ在籍時代までのことが綴られている。

それで、立ち読みしていたら、この前のW杯のスペイン×アイルランド戦について触れている部分があって。あれは私にとってのベストマッチ、in KOREA/JAPAN。スペインは試合中に一度PKを止めながらも試合終了間際にまたもやPKを与えてしまい、結局延長でも決まらずに最後の最後にPK戦で勝ったという…。

あのとき延長で決まらずにPK戦へもつれ込んだとたんに、もうベンチにさがっていたラウールが、幸せそぅ〜な顔で微笑んだんだよね。ラウールというのは普段はまず、ああいう顔は見せないひと。それが、まるで綺麗な花がゆっくりと蕾を解くかのような微笑みを…(笑)。まぁ、綺麗と言う以上に不思議な光景で、いまでも彼のあの顔は忘れられない。で、あの笑顔を観た瞬間に私はスペインの勝利を確信、その通りになったのだった。

読めば読むほどこんな振り返りの連続で、たいそう疲れそうな本。なので、少し離れたところに置いておいて、たまに手に取って少しだけ読むというのが良さそう。あ、それと。ヒデと龍サン、この二人の親密さにはマジでむかつきます(笑)。

さあ、そろそろスカパーのサッカーセット、視聴契約を再開しようかな。


 
 


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