Leonna's Anahori Journal
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2005年05月21日(土) 日本橋

だめだ!
ミラン、パレルモに3−3のドロー。嗚呼自滅回路。

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事務所の引越し真っ最中。新しいオフィスは日本橋某町。

今読んでいる須賀敦子の本に、日野啓三『断崖の年』について書かれた文章があって、そこに日野作品からの引用があった。深刻な病で生死の境をさまよったあとで、最初に現れた人たち(病後に見た幻影)について書かれた部分。屋上に現れたサラリーマンらしき人影についてこんなふうに語られる。
 
 
“形もない幻影荒れ狂う錯乱のあと、まず最初に現れたのが、未知の親しい人たちだったことに、彼は深く打たれた。彼らは迎えに来てくれたのだろう。おまえの世界つまり孤独であることが親しさを成り立たせているこの都市の世界が待っている、と”
 
 
日本橋界隈の雰囲気に妙にしっくりくる文章だ。
特に、個人的に「孤独であることが親しさを成り立たせているこの都市の世界」という部分に感動する。
まだ引っ越してきたばかりだけれど、日本橋、好きです。

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今日は朝、英会話のクラスがあった。私の通っている学校ではいろんな国の人の話す英語になれる為に、毎回先生が変わる。たとえば、先週は黒髪でシリアスな雰囲気(笑わないのだ)のピッポ・インザギそっくりな顔したオジサン先生。その前は碧眼で若々しいカナダ人の先生。

今朝、私たちのクラスに現れたのは大柄で童顔の東洋人の顔をした先生。顔だけ見るとまるで日本人のようなので、全員が一瞬ハッとなった。でも彼は(おそらく)アメリカ人。この先生は歯切れがよく朗らかで、なかなか楽しい授業だった。

特に二月に韓国へ行って以来、西洋人の顔に妙な違和感を覚えるようになった(でも貧弱な日本人はキライな)私にとっては、理想的な先生(笑)。しかも、シンプルで優しげな童顔ときている。

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それにしても。事務所の引越しで、帰宅時間が昨日は11時、きょうは10時。ほんと、こんなことしてたら老化が進んじゃうわ!。で、たまにはこんな頬の緩むような出来事でもなければやってらんないわ、という心境の私なのだ。何から何まで一個人にやらせる、このビンボー会社、なんとかならないか(怒)。 
 
 

 


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