Leonna's Anahori Journal
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2005年01月01日(土) トリ年のはじまり

元旦。

ゆーっくり朝寝して、ゆーっくり起きる。快晴。
休みに入って間もない頃は習慣で7時前にパッと目が覚めたが、だんだんと宵っ張りの朝寝坊になって、この頃では下手すると昼近くまで寝ていることもある。

起きて、友だちが誕生日に送ってくれたジンジャーの入浴剤を溶かしたお風呂に入り、それから紅茶とフルーツグラノラで朝食。これまでならまず間違いなく重箱のおせちとお雑煮が並ぶところだが、昨晩遅かったせいか、お雑煮という気分になれない。いいのだ、一応おせちもお餅も買ってあるからお腹が空いたときに食べれば。

牛乳をかけたフルーツグラノラのほかに、ヨーグルトとチョコレートも食べる。チョコレートは入浴剤と一緒に送られてきたもので、友だちのお気に入り、とのこと。では元旦に食べようと決めてとっておいたのをパキンと折ってムシャムシャと頂いた。ウン、うまい。

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よい天気なので、午後、近所の公園へ出かける。うちから歩いて4、5分のところに、一周、歩いて30分位かかる大きな池のある公園があって、何百羽も水鳥が来ている。この鳥たちに古くなった食パンをちぎって投げてやるのが、とっても面白い。なので、本当はもっと頻繁に散歩に行きたいのだけれど、平日は会社、休みの日は休みの日でする事も行く所もあるものだから、いつもなかなか叶わない。

池へ行ってみると、いるわいるわ、鴨だのオシドリだのがひしめきあって、クヮクヮギャーギャーとかしましい。ところが今日に限って、どうしたことか私の一番好きな小型で黒くてまん丸い目をした水鳥(黒いラバーダッキーみたいな)が、ただの一羽も見当たらないのだ。

その代わり、今日は小型のカモメの群れが来ていた。カモメたちは、浮いている状態から突然わぁっと飛び立ったり、水の上を低く旋回したりしている。エサだって投げてもらったのを空中でホバリングしてサッとキャッチしたりする。なんだか派手なやつらなのだ。おかげで水辺はいつになく華やかな雰囲気。

パン投げが面白くて夢中になること、しばし。遠くから別のカモメの群れがこちらへ向かって飛んで来た。すると、それを察知した池のカモメたちは一瞬にして水から飛び立ち、全速力で上へ上へと飛んでゆく。そうして紐のようにうねる線になりながら上空の群れに合流すると、あれよあれよと言う間に飛び去ってしまった。

池のほとりには私と、鴨、オシドリ、あひる、その他の水鳥が残された。カモメはただの一羽も残っていない。風が冷たくなってきたので、なにやら唖然という心持のまま、突然、それまでよりも地味で落ち着いた雰囲気に変わった公園の池をあとにした。

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夜はお餅を焼いてお雑煮を作った。うちのお雑煮は関東風なので鶏肉入りの澄まし汁だ。実は、今年は酉年なのでジャーナルもトリづくしで落としたいと思ったのだが、鴨とカモメと鶏肉ではいかんせん地味か。
兎にも角にも新しい一年はこんな感じでスタートした。ま、そんなに悪くない。
















 


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