Leonna's Anahori Journal
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2004年09月08日(水) 村田喜代子アワー

5日、深夜。
家でチンザノドライを飲んでいるうちに少ーしばかり酔っ払う。
その状態で、bk1に本を注文。

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飲んだ勢いで買いまくってしまったのは、村田喜代子というひとの本。少し前から読みたい読みたいと思っていたのだけれど、この人の作品はどうしてだか文庫にならないのだ。

もし、文庫で買える云々に関わらず、「良い作品にはお金を払いますよ」という人に向けて作品を書いているのだという明確な意識があって文庫化しないのだとしたら、このご時世になかなか大したものだと思う。

それで、とにかく、角川書店の女流作家シリーズだのなんだの(酔ってるのでよく覚えていない)、5、6千円買い物してしまった。(あ、5、6千円では買いまくったなんて言えないか!)。訳あって本当に私、いま、節約につとめなければいけないときなんだけどな。

でも、まあええがな。きっとホンモノだぞ村田喜代子は。私の勘がそう言っている!…と、深夜にひとり、実に内省的なクダまき終えて、眠りについたのだった。

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ところが。
翌々日になっても来ないのだ、bk1からの確認メールが。もしやと思ってbk1にアクセス、“買い物かご”のなかを見てみたら、やっぱり。どうやら良い調子でカゴに入れるだけ入れて、最終的な注文はせずに寝てしまったらしい。

駄目だこりゃ。洒落にならない酔っぱらいの困ったちゃん!
とにかく気をとりなおして、注文だけはしておいた。以下は、その覚え。
 
 
 「女性作家シリーズ19」 津島佑子/金井美恵子/村田喜代子(角川書店)
 「戦後短編小説再発見18 愛と幻想の世界」(講談社文芸文庫)
 「木炭日和」(文春文庫)
 「クラクラ日記」 坂口美千代(ちくま文庫)
 

女性作家シリーズには村田喜代子の芥川賞受賞作「鍋の中」と「真夜中の自転車」「耳の塔」の三作品が収録されているらしい。やっぱりこれは読まないとな。「戦後短編小説再発見18」には「百のトイレ」という短編を収録。「木炭日和」は日本エッセイストクラブによる99年のベストエッセイ集で、本のタイトルになった「木炭日和」というのが村田喜代子の作品だそうだ。

最後の「クラクラ日記」は坂口安吾の奥さんが書いた本。友だちが読んで面白かったというので。私も最近クラクラきちゃうことが多いので、この際だからのっていこうかなという心算なんかもあったりして。

あ。クラクラって、酔っぱらってクラクラじゃないですよ、まずクラクラするような現実があって、それで少ーし飲んではフワワ〜となってるだけなんですから。まず現実つーか、日常がクラクラなの。飲んだらクラクラというより、フワワワワァ〜て感じなんで。そこんとこヨロシク。(どうでもええがな!)
 
 


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