Leonna's Anahori Journal
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2004年06月22日(火) |
world is so beautiful |
あついっちゅうねん!(台風一過。熊谷で35度だって)
-- amazonから高木正勝のCDとDVDが届きました。
あまり時間が取れないので、"world is so beautiful"というDVDのみザーッと流してみたのですが。仕事で目が疲れているせいか、けっこうきついんです。めまいしそうになる。映像美を堪能しようにも受像装置がガタガタだという…。ピカチュウ。
そのうえ。一番最後に収録されたアルバムタイトル作品"world is so beautiful"の、元気一杯エネルギーを放出する子供たちの映像に思わず口をパクパク。弱った人間にいきなり高濃度の酸素吸わせたらショックのあまり息苦しくなっちゃた、みたいな。疲れきった大人にはあまりにも純度の高い映像でしたねあれは。
高木正勝の音楽っていわゆる電子音楽、つまりアコースティック音楽の対極に位置するものなわけですけれども。しかしながら、電子音学=無機的で冷たい、アコースティック=人間的で暖かい、というあまりにも紋切り型の先入観が強いと、目の前で起きている彼の映像と音が理解できなくなると感じました。なぜなら、彼の場合は無機的な音と人間的な映像が有機的に結びついてひとつの世界を形作っているから。
若いアーティストの作品は、古い世代の固定観念を軽々と超えた地点に成立するのだなぁと嘆息しつつも、お、この音はまるでブライアン・イーノ(アンビエントサウンド以降の)みたいじゃん、などと思ったりも。これからも、まだまだ高木正勝の作品を聴き続けよう(観続けよう)と思います。
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