Leonna's Anahori Journal
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2004年04月07日(水) |
音聴箱(おとぎばこ) |
たしかこれくらいの時期(四月上旬)だったと思う。“音聴箱”(おとぎばこ)という名前の卓上型ステレオを買ったのは。
もうかれこれ十年以上も聴きたいと思いながら聴けないままになっているLPレコードが何枚かあって、そのうちにちゃんとアナログプレーヤーを繋いで聴けるようにするんだ、するんだ、と言い続けているうちに時間が過ぎてしまった。
それがなぜか、この四月に思い立ってネットで検索、即注文したというわけなのだ。休職して家にいてもなんだか所在なくてイライラするばかりだし、何をしようとしても頭が痛い。サッカーも観られない。それで、せめて音楽くらい好きなの聴きたいわ!と思ったのかもしれない。
“音聴箱”のことはこれまでも何度か家電売り場で実物を見ていたし、買おうと思ったこともあった。でもこれだけアナクロな商品にしては少し高いんじゃないかと思って踏みとどまっていたのだ。それが調べてみたら、これならまあまあという値段で手に入ることがわかったので注文してみた。
“音聴箱 GP-38”についている機能は、レコードプレーヤー、CDプレーヤー、カセットデッキ、FM/AMラジオ。リモコンはついておらず、電源とボリューム、ラジオのチューニングはつまみを回す式。音質の調整も出来ない。レコードプレーヤーにはオートリターン機能がついていないので、針を戻すのを忘れると、レコードはいつまででも回り続けている。
それでも私は、けっこうこの“音聴箱”が気に入っている。レトロな外観も好みだし、それに箱から出してコンセントに繋げば即聴ける、音が出るというのが、何より私向き。(コクーンなんかだとこうはいかない!)
これで、やっと(本当に、やっと)サラ・ヴォーンの『コパカバーナ』を聴くことが出来ました。今年は冷房なし&アナログプレーヤーで、懐かしき“昭和の夏”を満喫します(笑)。
これが音聴箱。上に置いたLPジャケットが『コパカバーナ』。
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