Leonna's Anahori Journal
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2003年12月27日(土) 忘年会 その1

夜。テニスのクラスの忘年会。

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会場のT田沼の居酒屋は全室個室で純和風。抑えた照明に木(黒塗り)と石と水、という世界だった。最近の居酒屋事情、知らないうちにこんなことになっていたのか。長い長い廊下を折れたり曲がったり階段を下りたりしながら部屋へ案内される。何やら妙にラグジュアリーな世界。

集まったのはコーチも含めて二十名ほど。私は断酒中の身であるのでビールは乾杯時の一口だけ。あとはカンパリソーダのレモン抜きを、と思ったら、置いていないと言うので、しかたなくグレープフルーツジュースを何杯も何杯も飲みながら焼き鳥だの、アスパラベーコン巻だのをつまむ。

私はこういうとき割と簡単にテンションを上げられるたちなので、別にお酒が入らなければ興が乗らないということもない。周りは適度にお酒が入って垣根を下げているし、こちらも少々ネジを緩めてにこにこへらへらしていればいいのだ。

最近は焼酎がブームだそうで、高級品は一杯二千円もするのがあるとか。そういうブランド焼酎の名前をたくさん教えてもらったり(聞くそばから忘れてしまったが)、どこへ行ったらそういうものが呑めるのかを教えてもらったりしながらヘェーを連発、ひとりトリビア状態になっていた。

なかにひとり、トレゼゲコーチ(メインのコーチ。ダビド・トレゼゲにクリソツ)という格闘技ファンがいたので、吉田秀彦がいかに強いか(これは私の主張)、桜庭の動きがいかに速いか(主にコーチが主張)などについて意見を交わす。コーチは明日も仕事だというので、面白がってどんどんどんどん注いでいたら、そのうち暑くなってきたと言ってジャージの上着を脱いだ。すると中から現れたのが、以前、猪木ボンバイエを観に行ったときに買ったという“SAKU”Tシャツ。わー、なにこのひとー(笑)
 
三時間に及ぶ一次会のあと、カラオケへ行くというひとたちと別れて電車に乗る。宴の〆に飲んだ一杯の赤ワインが非常に旨かった。これくらいでちょうど良い。


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購入本。

 「戦争の記憶 日本人とドイツ人」 イアン・ブルマ(ちくま学芸文庫)
 「戦後短編小説再発見16「私」という迷宮」(講談社文芸文庫)
 「土」 長塚節(中公文庫)
 
 
この頃になって、まだ生きている人間の書いた本なんぞ読む気がしないという人(こういうこと言うひと、いますよね)の気持ちが少しだけ、わかるような気がしてきた。横浜からF橋へ戻り、忘年会までのはざまの時間に購入。
 
 
 


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