Leonna's Anahori Journal
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2003年08月20日(水) |
空を飛んで来た池澤本 |
サッカー、日本×ナイジェリア。
3−0で圧勝。めでたくジーコニッポン初勝利となった訳だが。だからといって今夜を境に「ジーコ流、約束事は作らない、選手の自主性におまかせサッカー」が認知されてしまったりするならば、それは全然おめでたくないことだ。
だいたい、今日のナイジェリアに勝てないとしたらそれこそ大問題、異常事態発生ではないか。 (その後、日本サッカー協会はナイジェリアに対して、ベストメンバーで試合に臨んでほしかったと苦情を申し入れたという)
今夜の試合で幸いだったのは初っ端に高原の豪快なシュートが決まって、観る側のテンションをいきなり引き上げてくれたこと。これで先に興味をつなぐことができた。
それから。高原も当たっていたけれど、遠藤って本当に大したパサーだ。(二点目を入れたときの彼の、落ち着きっぷりたるや見事) --
数日前、遠くに住む読書家の友人から「池澤夏樹の本を送りました。うちにあるよりあなたの所にあった方がいいと思うので」というメールが来て、今日その本が届いた。
包みを解くと黄色い表紙の『新世紀へようこそ』という本。しかも表紙を開けるとそこには青い万年筆による、池澤氏のサインが…。 しかし私が驚いた(ほとんど呆然としてしまった)のは、署名本だったというそれだけの理由からではない。
15日のジャーナルに、有楽町の三省堂で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を買ったと書いたが、実はあのとき私は『新世紀へようこそ』を買うつもりで三省堂へ立ち寄ったのだ。
それで、書架から平台から一通りさらっと見回したが見あたらず、それでは『新世紀』はまた次の機会にとけっこうあっさりあきらめ、フイッと予定外の行動で『ライ麦畑』を買って帰ったのだった。
そうしたところが、なんと今日、書籍の方からはるばる空を飛んでわが家へ訪ねてきてくれたのである。あのとき、普通に本が見つかって普通に本を買っていたら完全にダブっていたはずだと思うと、さすがに少し不思議な気持ちになる。
いずれにしても、類は友を呼び、本も友を呼ぶのだ。素晴らしい書き手に、そして素晴らしい読書仲間に、感謝、大感謝。 -- ※『新世紀へようこそ』はこちらのサイトでも読むことが出来ます。
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