Leonna's Anahori Journal
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台風が北へ抜けて真夏日の太陽が戻ってきた。 日傘をさして、横浜へ。
父親にそうめんを茹でて食べさせた。 薬味に、茗荷とオクラをたくさん刻んで入れた。
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しかしやたら汗が出る。7年くらい前に煙草をやめてから、夏、汗をかくようになった。それまでは血圧も体温も低く、暑さに弱いくせに冷房も駄目。よく炎天下を長袖で歩いては呆れられたものだった。 エアコンの効いた電車に小一時間ばかり乗って、降りようと座席を立ったとたんにクラクラ。あやうく卒倒しそうになったこともある。
それがいまでは、太陽あってこその夏、冷夏は寂しいと言うくらいにまで回復(?)した。人並みに大汗もかくし、冷房車も短時間なら半袖のままでOKだ。
よくオバサンになったとたん人が変わったように明るくなって、ドスドス大股で歩き回ったりガハハと大声で笑うようになったりする女性がいる。(いますよね?) 自分もその方向に進んでいるんじゃないかと、ちょっと心配になるときがある。
-- 電車を待つ時間に洋光台の書店で買った本。
「イラクの小さな橋を渡って」 池澤夏樹・文/本橋成一・写真(光文社) 「ブッシュのアメリカ」 三浦俊章(岩波新書) 「アメリカの理論」 吉崎達彦(新潮新書) 「きらきらひかる」 江國香織(新潮文庫) 「ホリー・ガーデン」 〃 ( 〃 )
池澤夏樹って、なぜか私にとっては取っつきにくい、わかりにくーいオジサンだったのだけれど「イラク戦争とインターネット」というTV番組でその人となりに触れて以来、なにやら親近感のようなものを抱くようになってしまった。
この池澤夏樹の本、冒頭には“結局のところ新聞は国際問題の専門家を自称する人たちの業界紙でしかない”と書かれている。つまり国と国(もしくは国連)とのあいだのかけひきの話は報じられても、それによって運命を大きく左右される普通の人々が取り上げられることはほとんどない。
それで、彼は出かけて行ったのだ。もともとイラク行きの当初の目的は遺跡をみること(雑誌連載中の文明論の仕事)だったのだが、それが時局をみて「もしも戦争になった時に、どういう人々の上に爆弾が降るのか」と考えるようになったのだという。
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ところで。
一時期、私のこのサイト上での発言に対して単なる嫌米だの、平和主義(←蔑みのコトバらしい)だのとかまびすしかった人たち。日本に住む日本人、米国に住む日本人、携帯から何回にも分けて短文を送ってきた学生さん、その他。
こういう人たちはその後、自分の発言を検証してみたことがあるのだろうか。その後におきたこと、そして現在のイラク情勢(米国の動き)をどう思っているのだろうか。本の一冊も読んで考えてみたり、なんてえことはしないのだろうか。
ま、自分の考えを自分の意志で公にした結果おきたことだから、自業自得ってことで、ベンキョウさせていただきましたとしか言いようがないのだけれども。実は一時期、ノイローゼになりそうなくらい大変な思いをしていた私としてはイラク関連の本を読みながら、たまにそんなことを思ってみたりもするわけです。
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