Leonna's Anahori Journal
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J1ファーストステージ、優勝は横浜Fマリノスだった。
めずらしく柔和な表情を見せる久保、“改心した”松田の優勝インタビューについホロリとしてしまうのは、チマリス、横浜育ちだからなのか。
-- ついに“旅する本”の旅が終わった。
ここ二年位の間、遠出のたびに鞄へ入れて出ては読まずに持ち帰っていた、ちくま文庫の『ヴァージニア・ウルフ短編集』。そのウルフの短編集を、とうとう今日、横浜の父の家へ向かう電車の中で読み始めた。
読み始めてみると、どうしてこの本をいままで読まずにきたのだろうかと不思議な気持ちになる。こんなに素晴らしい短編集を。
そしてもうひとつ、巻頭の『ラピンとラピノヴァ』という作品の感触が、江國香織の小説世界とかなり似ていることにも驚く。(登場人物は大人ばかりなのだが、漂う雰囲気は江國香織描く子供の世界を思い起こさせる)
これまでは私が本をあちこち連れ回したけれども、これからはこの短編集が私をヴァージニア・ウルフ本探求の旅へと誘ってくれるのだろう、きっと。
(あるいは一冊一冊の本には読まれるべきタイミングというものがあって、本自身がそのことをよぉく承知しているのかもしれない)
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