Leonna's Anahori Journal
DiaryINDEX|past|will
一週間の仕事を終え、久々に有楽町でクルミ嬢と食事。
最初銀座方面へ出たのだけれど、金曜日の夜八時ではどこも満員、外に行列。しかたなくJR有楽町の高架下まで戻って鶏料理の店に入ったら、これがビンゴ!
キリッと冷えたシャルドネを二人で一本。旨い鶏と一緒に胃袋へ流し込み、梅雨時の鬱陶しさを吹き飛ばす。おりしも本日は13日の金曜日。「13は私のラッキーナンバー、きっと楽しいことがあるよ」と彼女を誘った甲斐があったというものだ。
--
ところで。今年の三月頃、錦糸町方面で彼女と連日“放課後活動”に精を出していた頃、こんな会話があった。
彼女がカメラ付き携帯で撮ってくれた写真を私がこのジャーナルにアップしたりして遊んでいたときのこと、クルミ嬢が何の気なしに「やっぱりこういうネタが一番気楽だし、面白くて、いいですよね」と言ったのだ。
それに対する私の答えは「でも、お気楽で笑えるだけのものをやっていてもつまらない。せっかく誰の指図も受けずに自分の自由で始めたことなのだから、たとえ人が面白いと思わなくても自分が書きたいと思ったことを書く。そうでなかったらやっている意味がない」。
もちろん彼女の言いたいことはわかっていたつもり。要するに“こういうのって楽しいね!”と言いたかっただけで、そんなシリアスな話をするつもりではなかったのに決まっている。それなのに、私ときたら。まったく、こういう頑固でかわいげのないオンナと、よくまあ、今までつきあってくれたものだと思う。
--
ところが、今日飲んでいるときにクルミ嬢がこんな言葉を口にしたのだ。 「レオナさん、あの掲示板の“私はやめません(あははー)”ていうの見て安心しました」って。「うれしかったです」って。
先月の中旬から一時期、掲示板上でイラク攻撃がらみの議論が紛糾(というほどのものでもない。そもそも議論にすらなっていない)したことについてハラハラしながら見守っていたという彼女。きっと私がオトナシクなっちまったりしたらどうしよーつまんなーいと思って心配してくれてたんだな…
で、この言葉にちょっとばかりジーンときてしまったチマリス。「どもども、アリガト」などと言いながらシャルドネを一口…、と、そこへ畳みかけるようにクルミ嬢、「あのですね、ワタシ、ひとつ提案したいことがあるのですが」。
彼女の提案とはこうだ。 8月末に一緒に参加予定のイベントwire03、このオールナイトのイベントを楽しみ尽くすにはかなりの体力造りと体調の維持が必要なのだが、その努力の過程を“wireへの道”としてこのジャーナル上で連載せよ、というのである。はーあ。
で、私は即座にこう答えたんだ。「いいよ、やる!」。 私をこうまで素直にさせたのは、友情か、好奇心か、はたまた単純なワインの酔いか。(なんかよくわかんないけど、とにかく、ヤルです)
--
本日、有楽町三省堂でサイード本、二冊購入。
「イスラム報道 (増補版)」 みすず書房 「パレスチナへ帰る」 作品社
|