Leonna's Anahori Journal
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2003年02月18日(火) 母なるヴォネガット

金子光晴の自伝三部作を読み終えて、昨日からヴォネガットの『タイムクエイク』を読んでいる。

著者による前書き(ヘミングウェイをネタにしている)が最高におかしくて笑ってしまうのだが、私はこういうとき必ず、ヴォネガットが村上春樹に及ぼした影響の大きさを思ってしまう。母なる夜、母なるヴォネガット(父なると書くべきか)。

どこがどんなふうにと上手く説明出来ないのだけれど、村上春樹はこういうヴォネガットを読んで大いに励まされ、背中を押されながら初期の作品を書いたんじゃないだろうか。

このプロローグの部分は本当に傑作だしとても短いので、本屋に行ったついでに立ち読みなんかしてみると面白いと思います。
  
   


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