Leonna's Anahori Journal
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午後から横浜。 朝曇って寒そうだったのでオーバーコートを着て出たら、段々晴れて暖かくなってしまった。
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往きに乗った銀座線で、筒状に巻いたカレンダーを4、5本、紙の手提げ袋に入れて持ち歩いている男性を何人か見た。そういえば先週横浜へ行くときも同じ様にカレンダーを持っている人を見かけたっけ。そのとき私は「ずいぶん早くに頂き物を分けたんだな。まさか今日が仕事納めって訳でもないだろうに」などと思ったのだった。
会社勤めをしていた頃は、仕事納めの日に得意先から貰った来年のカレンダーや手帳をみんなで分けて(たいていはくじ引きで)家へ持ち帰ったものだ。特に80年代バブルの時代には、使い切れないくらいたくさんのカレンダーや手帳をもらった。それでどうしても、年末、カレンダー、手提げ袋、とくると、頂き物、納会という連想になってしまう。
本当に馬鹿だな、私は。どこに12月の10日過ぎに仕事納めする会社があるのだ。紙袋のカレンダーは頂き物ではなくて、これから得意先を回って配るものだと、今日になってやっと気がついた。と同時に、昔みんなでクジを引いて分けたカレンダーもこうやって私たちの所へ運び込まれていたのかと思い至った。
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ところで、電車に乗ろうとホームの停車位置の所で待っていると、アタッシュケースを提げたおじさんがやって来てさっと私を追い越して乗り込んでしまうことがよくある。場合によっては降りるひとを待たずに、空いている席目指して大股で歩いて行く人もいる。
大のオトナが、これは恥ずかしいと思う。それに相手を見て割り込むというのも卑怯だ。同業のアタッシェを持ったサラリーマンには決してそんなことしないくせに、連れのいない女ならばかまわないわけだ。最近ではいちいち怒るのも馬鹿馬鹿しいので“柳に風”で通すことにしているが、気分は暗い。
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帰りの電車ではすぐそばに乗っているおじさんが、手も当てずにやたら咳き込むので閉口した。ぷんぷん怒っている間にも菌は飛んでくるから、とにかくバッグからハンカチを取り出して自分の鼻と口に当てた。明日あさってと電車に乗って出かける用事があるので、帰宅するなりガーゼマスクを用意して、バッグに入れた。
それにしても、電車の中のおじさんたち(サラリーマン)って悲しいな。悲しいのは横入りされた私じゃなくて、おじさんたちの方。ご当人達は気付いていないかもしれないけれど。
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