Leonna's Anahori Journal
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きのう、イ・ズーからきいたセネガルの話から。
イ・ズーは劇団の広告写真の仕事でセネガルへ行った。撮影地のひとつにバオバブの林というのがあって、バオバブの木というのは一本でもとても面白い形をしているが、それが見渡す限り何もない平原のなかに林となって生えているさまは日本では決して観ることの出来ない幻想的な眺めだそうだ。
プレーリー(平原)のなかの林だから、山深い日本の森などと違って明るい。明るいだだっ広い平原のなかに、忽然とバオバブの林が在る。しかし忽然と現れたのはバオバブだけではなかったらしい。現地に着いて撮影準備を始めてふと気がつくと、数人の子供がいつのまにかそばに立って、イ・ズーたちの仕事を見つめていたというのだ。
イ・ズーいわく「まわりには家も道もなんにもないのに。いつの間に、どこから来たのか、全然わからないのよ〜」(笑)
その珈琲色の肌をした小さな子供たちはその後も、撮影作業の途中で確認するたびに少しずつ増えていったそうだ。 「でも、本当にどこから来たのかわからないの。『歩いてきたの?』って訊いても黙ってるし。」 「まるで、プレーリーから生えてきたかのように…(笑)」 「そう!そうなのよー。ホントに不思議なの。」
その集まってきた子供たちのなかにひとり、眉間のあたりに何か貼り付けている子がいる。何かと思ってよく見たら、サッカー選手のシールだったそうだ。昔、お菓子のおまけに爪でこすって転写するシールが入っていましたよね?私も家の柱やタンスにこすりつけてよく両親から怒られた、あのシール(笑)。
子供の眉間に貼られたそのシールは、もしかしたらディウフ選手かアンリ・カマラ選手(いずれもセネガル代表、FW)のシールだったかもしれません…
これは昨日イ・ズーからもらったおみやげ。林檎のシナモン煮と梅ジャム。ラベルまで全部お手製です。
林檎のシナモン煮をアイスクリームといっしょに食べました。ベリウマ〜〜〜。イ・ズー有難う!
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