Leonna's Anahori Journal
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2002年05月02日(木) 貧乏サヴァラン

やっぱり、アレなんだろうか今年は。厄年。

年初からあれこれ、あまり良くないことが続いてはいたけれど、ここ数日でやっと気が付いた。具体的なことは書かないけどね、いやぁ、ホ〜ントにろくなことがないねぇ、今年は…!

それで、ほとほと嫌になって布団を被ってふて寝してみたりもしたのだけれど(どうせ、連休)。今日はきちんと起きて、朝ご飯を食べて、スーツを着てよそ行きの顔をして出かけた。

面接だったのだ、実は。週に何日かだけでも外で働こうかな、と思って。でもこんなご時世で職を求める人は多いし、雇う側にしてみれば、若くて優秀なひとを採りたいでしょうしね。あまり期待は持たずにおこうと思っている。(どっちみち厄年)

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面接の帰り、日本橋のデパートの地下で紅茶とチーズを買って帰る。紅茶は普通のダージリンを買うつもりが、あれこれ見ているうちに、フォションの黒缶(プレステッジ)を買ってしまう。これは値段が普段の紅茶の倍以上した。私にとっては少し贅沢だけれど、ささやかな気晴らしということにする。

それから、サンタンドレという白カビのチーズ。このチーズは昔、一、二度母親に買って帰ったことがあった。ハイカラな食べ物には疎い母だったけれど、これはよほど気に入ったのか「そこらのケーキなんかよりよっぽど美味しい」と言って喜んでくれた。それで「その白いフワフワしたのは全部カビだよ」と教えるつもりが、言えなくなってしまったのだ。なにしろ、レアのステーキというものが信じられない(生焼けの肉なんて!)というような素朴かつ保守的なひとだったので…

家へ帰ってテレビのまえの卓袱台に向かい、紅茶を淹れて、小さく切ったチーズと苺を食べていたら『貧乏サヴァラン』を思い出した。森茉莉の『貧乏サヴァラン』。

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夜、日本代表対ホンジュラス。3−3の引き分けだった。
うまくいかないこともあったし、決定力不足は相変わらず否めないけれども、先行されながらしつこく追いついてドローに持ち込んだのはエライ。前半の不具合を後半修正して、最終的に負けなかったというのは“実力”と言えるのではないだろうか。




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