Leonna's Anahori Journal
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2002年03月18日(月) なつかしい場所

昨夜父から電話で、もう一度見に行きたい墓苑があるという。遠慮がちに言うので、「他のことと違うから何度でも見に行こうよ」と励まして、今日一緒に出かけた。

出かけたといっても、お墓関係は車で送迎してくれるのが普通のようで、その点は楽だ。行ってみると、なかなか良いところで、二方を雑木林に囲まれた平坦地、晴れた日には富士山も見えるということだった。もうかなりの区画が埋まって、あたらしい墓所につきものの寂しい感じもない。それに、その場所は以前私たち家族が25年も暮らした場所(私が小中高校時代を過ごした場所)と同じ区にあった。

ごく自然に「此処で決まりかな」という気持ちになる。

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そういえば父から電話があったのは昨日の夜だけれど、午前中には中学高校時代の友人から電話があった。K子というこの友人は私の結婚式に出席したとき、ずっとハンカチを目に当てて感涙にむせんでいた(新婦はへいちゃらの顔をしているのに)という有り難いひとで、いわば親友とでもいうべき人である。

でもいまはお互い忙しくて電話したり会ったりするのは、せいぜい年に2〜3回というところ。ちなみに今回の電話はやっとパソコンを買ったけれど、メールソフトの設定が上手くいかない、どーすればいいの?という内容だった…

K子は今も横浜で、中学時代と同じ家に住んでいる。久しぶりに彼女の声を聴いた翌日、その彼女の家の方向(以前私たちが暮らしていた場所の方角)へ、図らずも連れていかれたというのが面白い。

今まであまり考えたことがなかったけれど、年のせいだろうか、墓苑のあるその区の辺りが、いつになく“なつかしい場所”のように感じられた。




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