Leonna's Anahori Journal
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2002年03月12日(火) Pierre et Gilles

朝一番で京都のお寺へ手紙を書いてFAXする。
お坊さんに手紙を書くのはこれが初めてだ。コレデイイノカナ?と思いながら、送信。

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壁面に取り付けた書棚のまんなかに絵をかけるためのスペースをあけてあった。そこへ今日やっと、ピエールとジルの『アダムとイヴ』を飾ってみた。昔に買ったTaschenのポスターブック(6枚入り)の中の一枚でA3くらいの小さなものだけれど、ほかに気に入った絵がみつかるまではこれをかけておこう。

ピエールとジルは、ゲイのフランス人芸術家カップル。私は彼らの写真とペインティング(人工着色)によるキッチュで可愛らしい作品群の大ファンだ。この頃はどうしているのか知らないけれど80〜90年代にかけて、ゴルチェといえばこのピエールとジルだった。広告やコレクションの招待状など、ゴルチェ周辺のグラフィックアートのほぼすべてを手がけていた。

『アダムとイヴ』(1981年作品)のモデルは十代の男の子と女の子。二人は一糸纏わぬ姿で手と手をつないで、こちらを振り返っている。男の子の方はどういう人なのかわからないけれど(Kevin Luzacという名前です)、女の子の方はエヴァ・イオネスコといって、女流写真家イリナ・イオネスコの娘。このイリナというおっかさんは、エヴァが小学生くらいの頃から自分の写真のモデルに使っていたので(しかもヌードで)私は20年以上前にもこのエヴァというお嬢さんのお尻を眺めていたことがあるのだ。

オールヌードとはいえ『アダムとイヴ』というこの作品にも、ヴィヴィッドな色と可愛らしさというピエールとジルの特徴は健在。ちっともイヤらしい感じがしないし、これくらいインパクトのある絵の方が、飾っても面白い。(…でも、まったくイヤラシさを感じないと言い切れるのは、私が歳をとったせいかもしれません)

ちなみに日本人でこのピエールとジルのモデルになったことがあるのは、菊地桃子チャン。資生堂の広告で起用された。あとミュージシャンのテイ・トウワ氏もDeee Liteのアートワークでお世話になっております。







ムラムラっときたら若者、かーわいーと思ったら立派な大人、です(笑)



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