Leonna's Anahori Journal
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午後。昨日借りてきたビデオのうち『ファイトクラブ』を観る。
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前半、男どもが殴り合いをしに集まり始めるあたりまでは「んまあ、なんてロマンチックな映画!」などと思いつつ、けっこうノリノリで観ていたのだったが。ブラピが男どもを組織して軍隊みたいなのを作り始めたあたりから付いていけなくなってしまった。いやさ、あまりにも馬鹿馬鹿しくて。
まったく、ちょっとばっかし力をつけ始めるとどうしてすぐに世界にちょっかい出したがるんだろうね、男ってのは。どうして静かに孤立して、個人的楽しみのためだけに生きられないのだろうか…。
観終わったときの感想は「とにかく、へ〜んな映画!」、それから「エドワード・ノートンご苦労さん」というものだった。
そして当然の事ながらこの映画のブラッド・ピット、大してして良くなかったような気がする。やはりブラッド・ピットは「ハレ」より「ケ」のよく似合う男なのだ。もしくは影ひなたのコントラストのはっきりした役。
『ファイトクラブ』後半のブラピには陰影というものがまるでなくなってしまった。もちろんこれは彼個人の責任ではないけれども。残念!
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