ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

岩を砕く - 2008年12月22日(月)

なんか、そろそろ、いいものが書けるような気がしてきたぞー

本当に書けるんだろうか?

たぶん書けると思う。

おまけに、何年ぶりかに買った、年末ジャンボ宝くじも当たるような気がする。

調子がいいときは、くじ運もいいんだよね。




面白い漫画を描こうと思って、面白いものが描けるわけではない。

最低の漫画を描こうと思って描いたものが、賞をとるというのは少ない例ではないだろう。

計算しつくして描かれたものは、陳腐でオリジナリティーの無いものが多い。

漫画家の野性的な本能だけで描かれたものが、読んでみると計算されつくしたすばらしい作品に見えることはよくある。

これから漫画を描こうとする人は、漫画を評価する目だけが鍛えられていて、さあこれから描こうと思っても、一歩も前に進めなかったりする。

初めて描いた漫画が賞をとり、いきなりプロになって大ヒットを出す人も10年に一人くらい出てくるけど、まず、そうはなれないと思っておいたほうがいい。

漫画家になるって、岩を少しずつ砕いていってトンネルを掘るような作業の繰り返しなんだから。


漫画のいろんなことを勉強しつくしていくのも、大事なことかもしれないけれど、






結構大事なことなのかもしれない。


よーし調子が上がってきたぞー!





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