ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

帰国 - 2008年12月19日(金)

妻がドイツから帰国した。

昔『コッポラ自らを語る』で言っていた
「結婚して子供ができたら自分は映画界で生きていけると思った」
子供ができて、書いたシナリオが採用され映画になり、その作品はアカデミー作品賞をとり。
シナリオはアカデミー脚本賞をとった。

「パットン」と言う作品だった。

すごく強烈なキャラクター表現の作品で、良かった。


僕も妻が帰ってくるまで、何かボーっとしてしまって、うまく行ってなかったけど、妻が帰ってくるといきなり、地に足が着いたようになった。

妻がいないと生活事態が味気ないものになって、何をしているかわからなくなってしまっていたけど、一気に意識が戻ったようになった。

やっぱり一人は良くない。

漫画家のアシスタントの人たちに良く見かけるけれど、
アシスタントはなかなか彼女とか妻ができない。

生活が不安定だったり、才能を感じてついてきてくれると言うようなことがなかなか無かったり、と言うようなことだとは思うけれど、

そのまま年をとって結局漫画家になれないで終わってしまう人たちが多い。

彼女も奥さんもいない人でも漫画家になれる人はいるとは思うけれど、

昔一緒にアシスタントをやっていた人たちの中で、漫画家になった人は僕以外に3人いたけれど、3人とも彼女もしくは奥さんがいた。

僕は昔から、だいたいいつでも彼女がいたりとか、女友達がウチに入り浸っていたりしていて、漫画が書ける状況にあったんだと思うことがよくある。

やっぱり一人じゃだめだよ。

一人じゃ踏ん張ることができないんだよ。

とか言いながら、机に向かう日々が続く。


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