イタリア回想5 - 2007年03月01日(木) しばし眠りに落ち、時間を妻に確認すると、4時間か5時か眠っていることがわかった。 窓の外を見ると、雲に覆われていたが、時々地上が見える。 しばらく見ていると、大きく雲が割れて、地上が姿を現した。 大きな河らしきものと湖。 たぶん地球上の3分の一もの淡水を集めているといわれるバイカル湖のあたりだが、それがバイカル湖だったかどうかは定かではない。 しかし、河と湖は氷と雪に覆われて、白く輝いている。 シベリアの寒さ、厳寒の地のきびしい風景を、気温も気圧も調整された1万メートル上空から眺める面白さを感じないではいられなかった。 しばらくすると、ミニチキンラーメンが運ばれてくる。 オーストリア航空は、機内食と機内食の間にミニチキンラーメンの時間があるらしい。 妻はそれをいらないと言ったので、一気に二つ平らげ、今度はイタリアの本(地球の歩き方)を読みにはいった。 出発するまでは、あまりにも忙しかったので、イタリアのことは何も知らない状態で、全部妻にまかせっきりだったので、そこで始めてイタリアのいろいろなことがわかりだす。
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