ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

AV列伝 - 2006年08月23日(水)

今度ビッグコミックオリジナルの増刊号で連載を始める。
その雑誌で連載されていた漫画「AV列伝」
アダルトビデオ業界のいろいろを扱った漫画だが、これが面白かったんだけれど最終回になってしまった。

「弁護士のくず」が当たって、そちらに専念することになったかららしい。

漫画「AV列伝」の最終回で実に興味深いことが書いてあった。
作者の井浦氏はハッピーエンドの物語がうそ臭く思えてそういうものは書かなかった。
それでうそ臭いものがない(ただのハッピーエンドがない)AV業界に興味を持ち連載を始められたそうだ。

しかし、そういう感覚で今まで漫画化生活を20年余りやってきて、一度も売れたことがなかったそうで、しかし漫画「AV列伝」を書き始めて、ハッピーエンドはうそ臭いことではないということに気づかれたそうだ。






と、そういう流れらしい。

やはり物語の中で、成功や達成感や、ハッピーを味わうこと。
これはとてもいいもので、うそ臭くない、いろんな物事を経て何かに到達すること。
到達したところが、とてもいいところであること。
それはとてもいいものだということが、漫画「AV列伝」の最終回を読んで、なんとなく見えたような気がした。




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