ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

淋しい病気。 - 2003年10月26日(日)




自分の中に不満やストレスが今溜まってきている。

下手をすると、どこかに旅立って放浪でもするところなんだろうけど、そんなことをしても一向に何ものも解決してこないことはよくわかっている。

多分今の不満は、仕事をすることでしか解決してこない様な気がする。


不満が溜まってどうしようもない時ほど色んなネタが転がり出してくると言う事実も・・・


自分は机に向かうしかないとわかっているから余計、机に向かってしまうけれど、机に向かえば向かうほど、やっぱり仕事がいくら好きと言えども、過剰な仕事や水準の高い仕事をしようとすれば、へとへとになってしまい、それでもやらなくてはいけないので、ストレスが溜まりちょっとした被害妄想にとらわれたりすることがある。




被害妄想に陥ったからと言ってみんながそうということではないけれど、そういえば、被害妄想は分裂病の症状の一つだ。

分裂病患者(ここでは妄想性人格障害)は、被害妄想で、周りの人に被害を訴えつづけ、罰を与えたり一日中人に謝らせたりしてしまい、それが家族だったりすると、症状が重くなるほど家族は患者に謝りつづけ、罰を与えられつづけてしまう。



介抱に向かえばそれでいいけれど、そうでなければ、そのうち家族からは見放されて、更に病状は重くなり家の中で暴れるか、被害と暴言を吐き続けるか、孤独に死んでいくか、または、家を出て誰にも相手にされないまま一人暮らしをするようになる。



僕のいとこは、病状重く、家族にも親戚にも相手にされないまま一人暮らしをしている。

もう家族は付き合いをしているのに疲れ果てた。
それに、相手をしていると、被害を訴えつづけ、どんどんお金を使ってしまうようになったようで、それが恐くて、親戚もみんな付き合わなくなってしまった。





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分裂病は近くで見ていると、患者の孤独を感じて、本当に淋しい気分にさせられてしまう。




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