ヒビノタワゴト〜2nd Edition
今日だけはちょっとしんみり
妹を見送りに羽田まで。
電車で読みかけの本(原田宗典「はらだしき村」)を読んでいた。
一番最後の「おやじがたおれてみて」にページは進んでいった。
原田氏のご尊父が病に倒れ、手術を受けるために転院した日
彼は酔っ払い、眠剤にラリりながら一つの詩のようなものを書いていた。
・・・涙が出てしかたなかった。自分が電車に乗っていることも忘れて。

しょっ中話のタネにしているような気がするが
私の父は2年前に亡くなっている。
臨終に間に合わなかったこと、発病してから1度しか会えなかったこと
最後に交わした言葉は「早く帰って来い」という電話越しの会話だった。
どれもこれも後悔してもしきれないことだらけだ。
原田氏の詩はこんな私の気持ちにとどめを打ってしまった。

きっと私が死ぬまで引きずってしまうだろう。
2003年02月23日(日)
 
昔の今日はこんな日♪


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