ニフティのニュースより。
胎児に異例適用、業務上過失致死…交通事故で送検(夕刊フジ) 長崎県新上五島町で8月、軽乗用車が対向車と正面衝突し、対向車に乗っていた妊婦ら5人が負傷、その後に生まれた胎児が死亡する事故があり、長崎県警交通指導課と新上五島署は22日、業務上過失致死傷容疑で、乗用車を運転していた同町の会社員(19)を書類送検した。 胎児に対する業務上過失致死を適用し、書類送検するのは異例。 事故後に生まれた新生児が死亡したケースでは、静岡地裁浜松支部が6月、業務上過失致死罪の成立を認め、被告を有罪とする判決を言い渡している。 調べによると、会社員は8月12日夜、新上五島町の国道384号のカーブで運転操作を誤り、対向車線にはみ出して対向車と正面衝突。対向車の夫婦ら5人が重軽傷を負った。 妊娠34週目だった妻は事故当日、帝王切開で男児を出産。男児は7日後、胎児循環遺残症で死亡した。
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昨日、キンパチ先生が、上記のニュースについて話していたので、気になって調べてみた。 確かに、胎児は法律上はモノ扱い。 胎児が死亡したのに、業務上過失致死とは、ずいぶん思い切ったことしたな、と。 問題は、まだ、生まれてない以上、法律上存在しない人間をどうやって殺すのか、というところ。 実は、人間の死というのは、医学上と法律上、そして人の心の中、とその他もろもろ、いくつかの項目があって成り立っている。 その項目が一つでも欠けると、その他の項目について円滑に処理が進まない場合が多い。やっぱり密接にかかわっているんだね。 死を定義する上でのものだから、当然といえば当然ですが。
ちと興味があって、調べてみたんですが、上記の通り、誕生はしているんですね。 出産はしています。届出はしたかどうかわかりませんが、生まれて、その上で亡くなっています。 ということは、記録上はこの世に生を受けた上で……となるわけですね。 なので、死因が胎児の頃のものだった、というだけで、普通の人間と変わらないわけです。よく調べたら境界線上でもなんでもなかった。
それはそうと、なくなったお子さんには哀悼の意を表します。 運転操作を誤り、とありますが、要はスピード出しすぎでしょ? 操りきれない速度を出すなら、それは飲酒運転と同じ。 殺人罪でしょ。
法定速度を越せば操りきれないか、といえばそれは難しいところ。 でも、曲がりきれないのなら、それは技術云々より単にスピードが出すぎ。 業務上過失致死じゃ軽すぎる気もしますな。
なんか、ニュースに用いられる表現って、ある程度決められているのかもしれないけれど、それが実は意外と真相から遠ざけていることも多い。 『女性を暴行し』なんていうと、殴ったり蹴ったりなイメージもあるけれど、実際はそれ以上のひどいことが行われているわけで、暴行し、なんて言葉じゃ済まされないような気がしてならない。 『いかがわしい行為をし』も同じ。 でも、『レイプ』という言葉で興奮する人もいるご時勢を考えると、物事をすべて正確に記載するということは難しいのかもしれないね。
言葉も受け取り方は三者三様だけれども、単語のニュアンスも実は受け取り手によって異なるもんね。 なので、最近は、有名ブログは読んでません。 なんか、一般大衆には受けて面白がられる記事なんでしょうが、たまに深く傷をえぐられることがあります。 罵詈雑言ブログも、他者の発言を揚げ足を取って、自分の正当性を主張するのはいいんだけど、その主張に用いられる例が、実は嫌だったりします。 ネタブログも、たまに痛いときがあって……。
単に、おいらが精神的に弱っているだけかもしれないけどさ。
人を傷つけないように、しかし真実を伝える。万人に語弊のない文章をつづる。 おいらの目指すところではありますが、やはり文章には限界もある。 難しいことです。
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