去年の十一月から立ち上げている新規事業。 倅は作業の内容がわからないまま検討はずれの提案ばかりしていて最近は会議にすら来ない。
残されたおいらとハゲで、いろいろと試行錯誤をし、今の形態を作り出した。 ハゲが地図を起こし、おいらがそれを電子媒体として保存(これで大量生産が可能になる)。 ハゲがある程度の配車を行い、おいらがそれをPCに入った独自フォーマットに起こしなおす。(これがそのまま国への提出書類となるのだから取引先は楽してるよね)場合によってはハゲに意見し配車順序を換えることもある(基本的にはハゲが配車という役) ハゲの書いた地図をおいらが下見に行き、お客様所有のガス馬車の止め位置や細かい修正を入れ、正式版としてファイルに閉じこむ。 お客様の総数100以上。 これをガス馬車御者(新規事業専用)に覚えこませるため、下見を周知徹底。 止める場所をおいらとそのガス馬車御者たちで検討、決定。 同時に、出勤管理や請求書その他事務処理はすべておいら。
たかが送迎だが、限られた時間で最大限の人数を効率よく運ぶためにはそこまでの段取りが必要。
しかし、今まではこれでよいのかわるいのか、全く感想がなかった。 ま、クレームがないからいいのだろうと思ってはいたが(だめのガス馬車御者はいて、それはくびになった)今回初めて社長から、取引先から『●●会社さん(うちの会社の名前)には大変お世話になって……』と深々と頭を下げられたと聞いた。
いっぱい苦労をした割に感触は想像でしかなかったこの新規事業が、多大なる黒字を生んでいると聞き、おいらもはげも安堵したのだった。
そして、お客様のガス馬車御者の増車の話もちらりと聞いた。 すぐにすぐでは注文が間に合わないが、それも検討しているという。
誰かの業務の継続ではなく、立ち上げというのはこれほどに充実感があるというのも久しぶりの感覚。 某いんちきSE会社のときの国相手の仕事で、多大なる評価をもらったときの興奮と似ている。今回はさらにお金がはっきり利益を出しているとわかって、なおさら結構。 少しはやる気につながるかな。
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