大型ガス馬車御者の所長は、実は仕事の好き嫌いが激しい。 近距離のお客に対しては、すごくいやらしい男となる。 その反面、距離がある仕事に対しては神のようになる。
ただ、今いる所長の営業区域は、小さい仕事を数をこなして稼ぐ地域。 となると、彼の存在は経営に関しては致命的になる。
なぜ、そこまで彼が大きい仕事に固執するのか。 確かに、小さい仕事よりは大きい仕事のほうがいい。 一回で稼げる額は大きいから。 ただ、それを表に出してはやっぱりまずい。
不機嫌そうになるだけならまだしも、「そんな近いなら歩いていけ!」と言っちゃったりします。
サービス業なんです。 ガス馬車は。 お客様に愛されて何ぼなんです。 ガス馬車は。 過去がどうあれ、今はお客様がすべてなんです。
景気のせい。 配車のせい。 無線番のせい。 いろいろせいにしてます。 決して自分を省みることはしないのね。
わかんないかなー。
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