| 2004年11月09日(火) |
大型ガス馬車御者候補 |
本日、面接に来ました。大型ガス馬車御者の。 今回は48のおっさん。 代行やらなんやらやっていたらしいが、とてもではないが儲からないとかで。 近隣の同じような業種がないかとたずねたら、あってもほとんど稼ぎにならないんだとか。 みんなやめてくよね、それじゃ。
手取りで140000にしかならないんじゃ、変なパートより悪いじゃん。 うちの会社はまだましだが、どこの地区でも目だって売り上げが低下している。
要因はいくつか考えられる。
1.景気の低迷
これは、いまさら言及の必要はないだろうが、ガス馬車を使うほどには忙しくないということだ。それは言い換えれば、代替の交通機関が使える状況にあって、わざわざガス馬車を使うほどに急ぎの用事がないということだ。 ドアツードアが売りのこの商売において、そこまで急いでない、とか便利さが要求されない、とかいう理由は結構致命的だ。 どんなにいいサービスを提供しようが、それはあくまで「使おう」という意志が働いた場合の選択の基準とはなるが、もともと用がない場合、使うという選択肢がはたらかないのだ。
2.免許取得率の向上
ガス馬車を誰しも動かせるようになれば、特に群馬県であれば、自分で行きたいところに自分でいければ、用はない。 ましてや、代替交通機関がほとんど役に立たない状態であれば、なおさら自分の免許取得率は上がる。 そうなれば、なおさらガス馬車は用がないということになる。 用があるのは、この地に来たものの移動手段がないために呼ばざるを得ない人間と、飲むために送迎が必要な場合のみ。 これは老人にも言えることで、医者に行くのに自分で行くこともできる。 これが実は致命的。
3.ガス馬車御者の品質の低下
いろんな会社で悪さをした結果、流れ流れて群馬に来る類。 くそじじい、かしましじじいがその口。 いるだけで周囲に不快を撒き散らす害悪。
4.ガス馬車業界の怠慢
代行やら、NPO法人やら、訳のわからん勢力が雨後のたけのこのように生えてくる。その際に、なんら有効な手を打てていない。 業界には厳しいが、業界外の動きに関しては、後手後手に回っていて、その結果、産業を破壊している。 しかし、所詮は公務員。まともに考えてはいないようだ。 しかも、社長連中が自社のことばかり考え、他者の足を引っ張ることに重きを置いている以上、業界そのものが栄えることはあるまい。
5.業界そのものの衰退
かつて、カセットテープがMDやCDRに敗れたように。βがVHSに敗れたように、徐々にガス馬車という存在そのものが存在意義を失っているのかもしれない。 交通はかつては馬。人力。蒸気機関、電気、と移り変わっている。 当然ガス馬車のスタイルも新しい形があってしかるべきだ。しかし、それに対する代替の要素がまだ見出せていない。 しかも、薄給の拘束時間が長いという今の形態であれば、オフを楽しみたいという若者にとっては受け入れられまい。 それがサービス業だといわれればそれまでだが、それでも、拘束時間が長くて収入が得られないとなれば、労働力は不足する。 今の60代の嘱託組が抜けたとき、残る労働力がどこの会社でも使い物にならないような人間ばかりであった場合、それこそガス馬車業界は壊滅的な打撃を受けかねない。
いずれにせよ、ガス馬車に固執しない、輸送業務のあり方を模索する時期に来ている。 その方法がなんなのか、はまだわからないが。 ある会社では、路線巡回ガス馬車を年金受給者のみを使うことでコストを浮かせているという方法をとっていると聞く。 しかし、健康面で問題があるし、その後の年金受給者が満額もらえない場合、やはりその額ではその職務にはつかないだろう。 問題を先延ばしにしているとしかおいらには思えない。 抜本的な何かが、この業界に必要なんだとは思うのだが……。
客がない。労働者に対する魅力がない。となると、なかなか存在は難しい……。
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