バカ日記★パワー・オブ・ラブ

ああ。
毎朝6時40分起床していた爽やかな私はどこに行ったのだろう・・・。
今日は夕方4時に目覚めました。
この1週間で一体何があったんだ。
不思議な事に、早起きできなくなったと同時に、部屋も散らかってきました。
どうやら清潔で爽やかな生活にはまず早起きからというのは本当の話のようです。
夕方に目が覚めたら何もする気がおきやしない。


子供の頃、「20歳まで覚えてたら死ぬ言葉」というのが流行りました。
「紫の鏡」って奴です。
忘れなければいけないと思えば思うほど、忘れられないもので、子供の頃は真剣に頭を悩ませたものです。
まぁ、もちろん、覚えてたからと言って死ぬ事はありませんでしたが。
成人式の時、昔から鼻持ちならない早生まれの同級生が
「あたしまだ19なのに成人式なんて変なのぉー。ま、もうすぐ20歳のおばさんの仲間入りだけどー。」
といかにも頭の悪い事を言っていたので、
「そうか。まだ19か。君により良い大人になる為の言葉を贈ろう。」
「なになに?」
「紫の鏡(にっこり)」
「・・・。ひどー!!忘れてたのに!!」
という嫌がらせをした事もありますが、そんな事はどうでもよくて、この「紫の鏡」よりももっと強力な呪いの言葉が、今でも私を悩ませます。
「○○を見たら(聞いたら)○○君を思いだす」
って奴です。
前も確か同じことを書いたような気がするけど。
実家に帰って、じいさんちに行く時、電車の中から、ビルの上に映画の看板が立ってるのが見えるんですよね。
んで、高校の時付き合っていた彼と見た映画も、その当時、そこに看板を出していたのです。
んで、ラブラブ最高潮だった私はそれを見て
「あ、H君と見た映画だ。うふふふふ。」
なんて思ったわけです。
こういう事ってよくありますよね。
今の私だって、かにみそ見るたび
「あ、かにみそ売ってる。ようちゃんに買っていってあげようっと。」
だの、キアヌリーブス見るたびに
「あ、ようちゃんそっくり!」
だの思いますもん。
え、あ、な・殴らないで!バカップルの戯言なんだから!
ま、とにかく、ダーリンを想うキーワードは日常にゴロゴロしてるわけです。
ところが、別れた後、幸せなキーワードだったそれらは、途端に「呪いの言葉」に変貌するのです。
別れた彼の事でどんよりしている時に、そんなものを目にしたら、
「あぁ、ちょっと前はこれ見て物凄く幸せだったのに・・・よよよ・・・」
となってしまうわけです。
今はもう、その高校の時の彼、H君を思いだして悲しくなるなんて事はまったくないと言うのに、何故かその看板だけは、未だに見ると切ない気持ちになるのです。
もう、何十回、何百回もその看板の映画は変わっていると言うのに。





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だけど、私は思うのです。
H君と付き合っていた時は、私はまだまだ子供で、マイナス思考の恋愛しか知らなかった。
いつもいつも切なくて、悲しくて、苦しくて。
そんな中での、数少ない幸せのキーワードだから、こんなにも胸に焼きついているのでしょう。
彼を思い出す時の、幸せな思い出が少なくて。
過去の男の事を思いだす時、私はほとんどいい事しか思い出さないのです。
都合のいい脳みそだから。
もちろん、苦しかった事も覚えてますけど、苦しかったことがモノクロだとしたら、幸せな思い出はフルカラーって感じで、とても鮮やかに思い出せるのです。
ダーリンとの思い出は、ほとんどがフルカラー。
「別れたらどうなるのだろう。」
そんな事すら想像できないくらいの幸せ。
私のこれからの人生、総天然色で彩っていけそう。
呪いの言葉だって、幸せのキーワードに塗りかえれる位のパワーである。
え、あ、こ・これが噂に聞くぱわーおぶらぶっちゅう奴か!!
アタイの人生にぱわーおぶらぶがやってくるとは・・・。
幸せって、ほんとそこらへんに転がってるもんですね。えへえへ。
2004年02月09日(月)

エロバカ日誌☆ / リカ隊長

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