エロ日記☆蛇女に戻る時 |
私は、ダーリンのペットである。 ダーリンがお家にいない間は、 退屈で退屈で(働けって言葉はこの際さらりと聞き流します)、 ついついインターネットばっかりやって、 眼精疲労&頭痛になりがちなので、最近は、 死んだように眠る事にしている。 ダーリンが会社に行った後、眠りにつき、 ダーリンが帰って来るまで爆睡し、 その間、ダーリンの電話がかかってきた時だけ目を覚まし、 ダーリンが帰ってくる頃、ご飯の用意をはじめ、 ダーリンが草履(得意先行く時以外は草履で仕事しているので)を引きずりながらぱたぱたと廊下を走ってくる音を聞きつけて家のドアを開け、ダーリンを迎える。 ダーリンを家に招き入れたら、キスと抱擁の嵐。
私って・・・私って・・・犬っぽーい!!
今まで生きてきた中で、こんなにも犬っぽい私なんていなかった。 どこか拗ねていて、どこか陰気で、どちらかと言うと、陰からいきなり出てくる蛇女のようだと言われていたのに。 こんなにぱたぱたと尻尾を振るようなキャラではなかった。 彼は、私を外に連れだす時に、 「ほら、おさんぽいこ!おさんぽ!」 と、やっぱり犬扱いする。 行きつけのバーに、住所を書いてくださいと言われた時も、 彼はこっそり、自分の名前の下に私の名前を書き、 「リカ(ペット)」 と記した。 バーの人は驚いた顔で私と彼の顔を見た。
そんな私が蛇女に戻る時、それはセックスの時だろう。 彼は時々、布団の上で、蛇に睨まれた小鳥のように身動き一つせず、私の動向を全神経を駆使して伺う。 私が彼を押さえつけると、彼はのたうち、抵抗し、そして食べられる事を甘んじて受け入れる。 冷静な目で笑い、見つめる私を、不安そうな目で見つめる。 だけど、それは、いつも途中で入れ替わる。 いつしか彼は、小鳥から鷹になって、私をひっ捕まえ、高い所につれていく。 私は高い所から落ちるのが怖くて、必死で彼にしがみつく。
私が蛇女に戻る時。 それはセックスという真剣勝負をしている時なのです。
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2003年01月17日(金)
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