時に「嘘」に表舞台を譲らなければならない。
9月で退職して秋に結婚する人がいる。 遠くから見ても品がある歴としたお嬢様である。 その割にざっくばらんで話しやすかったりする。 あんまりしゃべったことないけど。(なんじゃそら)
その相手が社内の人間だと知った時は衝撃が走ったさ。 年寄りしかいねーようなこの社内の誰に捕まったってんだろう。(違)
しかし、まだ話が表沙汰になってないためにその相手を私は知らない。
前の彼氏と別れたのが春で、その年の秋に別の人と結婚。 まさに電撃。
一方で。
「はんざいしゃ」とあだ名(極一部にしか通じない)をつけられた男が隣の課にいる。 何でかって目がアヤシイからなんだけどね。 「あれはすでに一人くらいヤってるでしょ」と昼飯仲間が言い出したのがきっかけである。
その人の話が出る時は、大抵同じ課の人の愚痴として、である。 仕事いい加減だし無責任だし何考えてるか分からんしっつーか何も考えてないだろお前。 そんな内容ばっかり。
同じ課の人が無理難題押しつけられた挙げ句の駆け込み寺がアタシになっている。 っつー訳でアタシもちょっぴり迷惑。
そんな彼(ちなみにバツイチだ)にちょっと前、彼女が出来た。 課の飲み会の最中でも連絡があれば「帰ります」というマイペースっぷりである。
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まさか、ねえ。(汗) そんなはずないよねえ?(滝汗)
アタシと同じくお嬢様の結婚相手を教えてもらっていない人がその恐ろしい可能性に気付いてしまった。 言われて初めてアタシも気がついた。
この世でゼロの可能性を証明するのはとっても難しい。
もし最悪の結果(アタシらにとって)になった場合、散々っぱら言い放ってきたバツイチに対する暴言が自分に襲いかかることになる。 だからと言って、もう口にしてしまったことは今更取り消せるわけもない。
さて、困ったね。(いっそ笑え)
結婚話とはいろんな意味で相性が悪いような気がする。
あ、そうそう。 例の彼女の結婚式、終わってます。
電報うっておきました、一応。(一応かいな)
ちなみに「花束ミッ○ーマ○ス電報」なるものを勧められた。 何で花束?以前に趣味から外れていたので却下して無難なモノにしておいた。 今時の流行は「後に残るもの」なんだそうな。(電報局のおばちゃん曰く)
でもさ、後に残してもらうってそんなに大事なのか?
電報だと読んだ後はしまい込まれてしまうけど(下手したら司会が差出人の名前だけ紹介して終わり、とか)ミッ○ーなら小物入れとして使ってもらえるから良い、んだそうだ。
・・・本当に大切な人から届いたもんだったら、文字が書かれたただの紙切れだとしても大事にしてくれると思うけどね。
相手にとっての自分の位置を確かめたくないからキャラモノの力に縋ってるんだろうか。 ってほど大袈裟な話でもないか。
アタシの出した電報は大事にしてもらう価値などないので、捨ててもらえばいいと思う。 残される方が痛い。
義理だし、嘘だし、他に何もない。 ・・・それでも、正直がすべてにおいて正しい訳じゃない。
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