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2009年03月28日(土) 清水フェス 八千代高校戦 + サテライト

09年03月28日 (土) 10:00開始 鈴与三保グラウンド
 第36回全国高校サッカー親善試合
 対 千葉県立八千代高等学校 ※40分ハーフ
 天候: 晴

[前半]
清水エスパルスユース
−−−−−−−−長島−−−−−−−−
−−深澤−−田代− 山崎教 −中原−−
−−−−− 伊東渉 −青木−−−−−−
−−石原−−−−−−−−−−成田−−
−−−−−− 畑 −−柏瀬−−−−−−

−−−−−−10−−15−−−−−−
−−−−07−−08−−09−−−−
−−−−−−−−06−−−−−−−−
−−02−−04−−03−−13−−
−−−−−−−−01−−−−−−−−
八千代高校

15分、左スペースに流れてパスを受けた八千代OH8番がそのまま縦に持ち出し、前を塞がれてスピードを落としたところで中央へ短くパスを送る。その内側に走り込んだLH7番が入れ替わって縦に抜け、追走するCH伊東渉を振り切ってPA内左から左足シュート。ゴール右へきちんと決める。0−1
25分、右サイド、激しいチェックでボールを弾き出したRH成田 (この時間帯、石原とポジションチェンジ)。そのボールを受けた伊東渉はドリブルしながらルックアップ、左にサイドチェンジする。大外のLH石原、ワンタッチ目の前への持ち出しで勝負あり。GKが飛び出しきれないギリギリの位置にボールをトラップし、それでも飛び出したGKに対して2タッチ目でボールを浮かせ、ゴール右へ流し込んだ。1−1

八千代高校     清水エスパルスユース
7(3) シュート 10(5) ×成田、○渉、 ×教史、○畑、 ×成田、◎石原、×畑、 ○青木、×石原、○中原
3(2) 右クロス 1(0) ×畑
0(0) 左クロス 1(0) ×成田
1(0) 右側CK 1(1) ○青木
2(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  0(−)
6(2) ファウル 3(0) ・畑、 ・成田、・畑

[後半]
清水エスパルスユース (31分〜)
−−−−−−−−長島−−−−−−−−
−−深澤−−溝口− 山崎教 −中原−−
−−−−−−青木−−田代−−−−−−
−−石原−−−−−−−−−−進藤−−
−−−−−− 畑 −−柏瀬−−−−−−

−−−−−−10−−11−−−−−−
−−−−07−−15−−09−−−−
−−−−−−−−06−−−−−−−−
−−02−−04−−03−−13−−
−−−−−−−−01−−−−−−−−
八千代高校 (49分〜)

49分、八千代、交代: 08→11 (15OH、11FW)
63分、清水、交代: 成田→進藤
64分、CK攻勢を仕掛ける八千代が後半通算6本目のCK。左から、蹴るのは7番。速いボールにGK長島が飛び出すが触れられず、ファーで待ち構える3番が高い打点で空のゴールにヘディングを叩き込んだ。1−2
71分、清水、交代: 伊東渉→溝口 (溝口CB、田代CH)
76分、攻める清水はCH青木が相手バイタルエリアにまで上がり、ロビングでPA内裏のスペースにボールを送り込んだが、八千代CB4番が頭でカット、こぼれたボールを3番が大きく前へ蹴り出す。高いDFラインを飛び越えたボール、それでも先に追いついたのはCB山崎教だったが、バウンドして加速したボールを見誤ったか、触れられず。追走していたFW10番がスピードを落とした山崎教を追い抜き、後は飛び出したGK長島を見て、上を越えてゴールに流し込む。1−3

八千代高校     清水エスパルスユース
7(4) シュート 4(0) ×畑、 ×畑、 ×畑、 ×青木
3(1) 右クロス 3(0) ×成田、×石原、×石原
2(0) 左クロス 2(0) ×成田、×成田
5(1) 右側CK 2(0) ×成田、×青木
3(1) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  0(−)
6(3) ファウル 9(1) ・柏瀬、・石原、・畑、 ・成田、・畑、 ×深澤、・柏瀬、・柏瀬、・石原

[雑感]
 鍋田、山田、伊東直は恐らく怪我で不在。影山・矢守・瀧川・山崎はU-16静岡代表のスペイン遠征で不在。犬飼は怪我で別メニュー。稲毛、柴原はサテライト参加予定でユニフォーム姿にならず。前日までU-16静岡代表として甲信越静サッカー大会に参加しており、ユニフォーム姿ではあったが、出場しなかった。つまり、酒井が合流する前は、3年生5人、2年生7人、1年生4人の16人での連戦4日目となり、体力的にかなり厳しい状況での試合となった。失点後、チーム全体が前に向かう姿勢を見せ、見事に同点に追いついたが、後半10分過ぎからガス切れとなり、CK攻勢の前に沈んだ。
 八千代は後半、ラグビーを思わせる、相手陣内タッチライン沿いへのロングキック→ワンタッチを狙ってCK作戦を敢行。その展開で決勝点を奪われるわけだが、伝統的にセットプレーに弱いチームにとって、良い練習になったのではないか。
 選手では、唯一の得点をあげた石原が充実。豊富な運動量でパスを引き出すだけでなく、競り合いでも負けておらず、攻撃の起点となった。というか、前の選手が畑は変則型、柏瀬はコンディション不良、成田は相変わらずの特攻野郎という中、石原が絡まないと後は青木のセットプレーぐらいしか、組織的な攻撃がなかったような。石原が良いのは、繋ぎやキープに入りつつ、元FWらしい自ら仕掛けるプレーも忘れてはいないところ。
 他では新1年生の伊東渉。コーチングを禁止し、選手個々が自ら目で見て判断するという凄いコンセプトで関東を勝ち上がり、全国大会に出場したフッチの元キープレイヤー。競り合いではまだ脆いところがあるが、ボールホルダーへのアプローチが早く、攻めてはボールを持って状況を見ながらパスを供給する。攻守に中盤の底でこそ輝く青木との相性は良い。
 また、畑は精力的な動き出しと (小柄ゆえに隠れがちだが) 身体能力の高さでポストプレイヤーとして機能していた。ボールを受けた後、プレーが味方にも予想がつかないのは難点だが、現状、畑にクサビを入れることで攻撃が始まる形が非常に多い。中盤の底の青木は外せず、柴原、鍋田、CB不足で一列下がった田代といった主力が戻ってくれば、成田あたりでもレギュラーは安泰ではない。


09年03月28日 (土) 14:00開始 清水エスパルス三保グラウンド
 練習試合
 対 矢崎バレンテ ※45分ハーフ
 天候: 晴

[試合]
清水エスパルスサテライト
−−−−−−−−掛川−−−−−−−−
−−市川−−平岡−−佐野−−稲毛−−
−−−−−−柴原−−本田−−−−−−
−−竹内−−−−−−−−−−永畑−−
−−−−−−大前−−河井−−−−−−

3分、バイタルエリアで外を向いた半身の状態でパスを受けたCH柴原が、ターンをしながらスルーパス。左サイドから斜めに裏に抜けたFW河井がGKと1対1になり、ダイレクトでシュートにいくが、正面にブチ当てる。リバウンド、PA外20M右30度まで跳ね返ったボールを、フリーで走り込んだRH竹内がランニングボレー。強烈なシュートをゴールに突き刺す。1−0
4分、自陣PA前、CH本田?が奪ったボールを縦にフィードすると、LH永畑がサイドスペースに抜ける。斜めに切れ込み、前をDFに塞がれたところでバイタルエリアにパスを戻す。受けたFW大前は素早い切り返しでコースをつくると、右足15Mミドル。ゴール右に突き刺し、2−0
28分、相手陣内右サイド、高い位置でボールを奪った河井が縦に持ち出した後、サイドチェンジ。PA左手前でパスを受けた永畑がワントラップで中央に持ち出した後、PA外へ戻す。待ち構えていた柴原が右足で強く巻いた15Mシュートを放つと、GKの反応が遅くて届かず、3−0
30分、最終ラインの前でキープするCH本田が、前線の動き出しを確認してロングフィード。大前のランにぴったりと合い、大前はトラップから左に切れ込むと見せて、さらに左へボールを送る。そこで待つ河井、ダイレクト左足でゴール右上へと綺麗に巻いて決めた。4−0

80分、コーナーキック崩れ。相手陣内右サイド、高い位置でボールを奪った河井が縦にパスを送ると、右サイドに残っていた永畑が受けてサイドチェンジ。PA左手前でパスを受けた大前がトラップから正確な弾道シュートでゴール右上に決め、5−0

矢崎バレンテ    清水エスパルスサテライト
6(1) シュート 13(7) ○河井、◎竹内、◎大前、×河井、◎柴原、◎河井、○大前、×本田、×河井、×本田
               ◎大前、×佐野、×柴原
1(0) 右クロス 4(0) ×市川、×市川、×大前、×柴原
6(0) 左クロス 4(0) ×柴原、×大前、×永畑、×本田
1(0) 右側CK 8(1) ×大前、×大前、×大前、×大前、×大前、×大前、○大前、×大前
1(0) 左側CK 2(0) ×大前、×大前
3(−)  犯OS  6(−) ・大前、・大前、・大前、・柴原、・大前、・大前
9(2) ファウル 10(0) ・大前、・柴原、・平岡、・柴原、・柴原、・大前、・大前、・佐野、・柴原、・河井

[雑感]
 採点: 掛川5.5−市川5.5、平岡4.5、稲毛5.0、佐野5.5−竹内5.0、柴原6.5、本田6.0、永畑5.0−大前6.0、河井6.5
 大前や河井に限らず、プロでやる選手なのだから、PAボックス近辺でボールを受ければ、しっかり仕事 (得点) できる。問題はそこにパスを入れる能力なわけで、その点でこの日最も期待値の高かったであろう選手…本田には不満が残る。後半は佐野がLBとなり、不安定な平岡・稲毛のCBをカバーしなければならなかったというエクスキューズはあったが、守備だけ考えれば伊東に不満はないわけで。伊東にないロングフィードの精度はあるが、矢崎のプレスが弱い状況でパス出しのリズムが遅く、トップでどれだけ通じるか疑問。伊野波のようにCBにコンバートされたりしないか、不安だ。
 PAボックス近辺にボールを入れる能力不足という点では、永畑と竹内も同じ。竹内は慣れないポジションだったが、永畑はこのポジションこそ得意なはずで、ドリブルで切れ込めないようでは、この先は厳しい。
 結局、そうした能力があったのは、状況判断の速い河井と柴原であり、また彼らからのパスを引き出した大前である。ただ、大前に関しては、後ろからのパスを引き出すだけでなく、横からのクロスに対して常にニアに突っ込む姿勢を要求したい。岡崎はそうしてA代表まで上り詰めた。
 市川は良くも悪くも予想どおり。守備面ではあれだけ動ける180cmは改めて驚異だったが、攻撃面では工夫がなく、クロスの失敗も多かった。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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