2008年08月10日(日) |
JY: クラブ選手権 全国大会 鹿島アントラーズ戦 |
ジュニアユース: 08年08月10日 (日) 15:00開始 Jヴィレッジ Pitch 4 adidas CUP 2008 第23回 日本クラブユース選手権 (U-15) 大会 対 鹿島アントラーズジュニアユース ※35分ハーフ 天候: 曇り
[前半] 清水エスパルスユース −−−−−−−−瀧川−−−−−−−− −−荒井−−犬飼−−溝口−−矢守−− −−−−−−村上−−酒井−−−−−− −−出口−−−−−−−−−− 原 −− −−−−−−石毛−−影山−−−−−−
−−−−−−梶野−−谷川−−−−−− −−大窪−−−−−−−−−−宮内−− −−−−−−渡辺−−木場−−−−−− −−山田−−長石−−内野− 花ヶ崎 − −−−−−−−−仲村−−−−−−−− 鹿島アントラーズジュニアユース
12分、清水、右サイド相手陣内でのスローイン。荒井が投げ入れたボールをFW影山がDFを背負ってキープ、カットされるが後方に控えていたRB荒井が拾い直すと、中盤の底のCH村上に大きくボールを戻す。村上は小さく持ち上がりながらタイミングを計ると、左サイドペースにパスを流した。そこへ駆け上がるLB矢守、スピードに乗った状態でダイレクトでクロスを送る。と、そこにニアに流れながら頭を合わせた影山、速いクロスを綺麗にファーへと流し込んだ。1−0 13分、鹿島、警告: 長石 34分、清水、警告: 酒井
鹿島JY 清水エスパルスユース 1(1) シュート 7(5) ×出口、×村上、◎影山、○石毛、○原、 ○原、 ○石毛 2(1) 右クロス 4(1) ×影山、×荒井、×出口、○荒井 0(0) 左クロス 1(1) ◎矢守 1(0) 右側CK 1(0) △石毛 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 1(−) ・影山 7(0) ファウル 6(0) ・石毛、・影山、・石毛、・影山、・酒井、・酒井
[後半] 清水エスパルスユース (〜62分) −−−−−−−−瀧川−−−−−−−− −−荒井−−犬飼−−溝口−−矢守−− −−−−−−村上−−酒井−−−−−− −−出口−−−−−−−−−− 原 −− −−−−−−石毛−−影山−−−−−−
−−−−−−梶野−−谷川−−−−−− −−熊田−−−−−−−−−−宮内−− −−−−−−大窪−−渡辺−−−−−− −−山田−−長石−−内野− 花ヶ崎 − −−−−−−−−仲村−−−−−−−− 鹿島アントラーズジュニアユース
35分、鹿島、交代: 木場→熊田 (大窪CH、熊田LH) 61分、中盤右サイドにCB溝口を釣り出すことに成功した鹿島だが、横パスで中央に展開するも前を塞がれ、結局、自陣内のCB長石までパスを戻す。長石からLB山田にパスが回ったところで、FW梶野が中盤に顔を出し、クサビのパスを引き出した。縦パスが綺麗に清水CHのゾーンを抜けると、大きく空いたバイタルエリアで梶野は反転、ドリブルで前へ加速したまま右足一閃。30Mの位置から放たれた勢いのあるシュートが綺麗な放物線を描き、GK瀧川の腕を越えると、ゴール上部ギリギリに決まった。1−1 62分、清水、交代: 出口→片山 70分、清水、交代: 原→遠藤 70分、清水、警告: 石毛
鹿島JY 清水エスパルスユース 4(1) シュート 3(2) ○石毛、○原、 ×影山 2(0) 右クロス 4(0) ×出口、×出口、×出口、×村上 2(0) 左クロス 1(1) ×原 0(0) 右側CK 0(0) 1(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 1(−) ・影山 7(0) ファウル 8(0) ・村上、・矢守、・出口、・出口、・矢守、・矢守、・石毛、・遠藤
●個人的MVP 矢守 哲也 ●個人的MIP 溝口 翔也、出口 雄大
引いて中盤と絡むFW石毛をキーマンに、中央で攻撃の起点を作れていた清水は12分、ピッチの幅を大きく使った綺麗な攻撃の形から先制に成功。23分、速攻の形でサイドに大きく開いたFW梶野の右クロスをCH大窪がPA内ファーで合わせる場面があったが、相手のシュートミスに終わり、前半の鹿島のシュートも、有効な攻撃もこのぐらい。中盤を支配し、相手を押し込んだ危なげない試合運びで折り返した。 後半、疲れの見える清水は引いて守り、相手に持たせてカウンターを狙う。攻めては出口、原を走らせて速攻を狙い、47分には梶野のオフサイドによる自陣からのFKから、左オープンスペースに走り込んだLH原が大きな切り返し、スピードで相手を振り回してシュート、GK弾いたところをFW影山が頭で押し込もうとするが、枠を外してしまった。守っては犬飼・溝口の強力CBがPA内への侵入を許さず、更に矢守・荒井と連携してサイド攻撃までもを封じていた。しかし残り9分、間延びしてバイタルが大きく開いた局面で許したミドルシュートがゴール上ギリギリに決まってしまう。後半は他に散発の枠外ミドル3本に抑えていたが、飛び道具の一発で勝点2を逃してしまった。 しかし目下、勝点1(得失点差−1)の最下位ながら、鹿島4(+2)、C大阪3(0)、札幌3(−1)の混戦。自力通過(3点差勝利、C大阪が負けた場合は勝利のみが条件)の可能性も残して、明日のグループ最終戦に臨む。
試合の鍵を握ったのは、見事なランからのダイレクト左クロスで先制点をアシストしただけでなく、守備でも鹿島の主将のRH宮内を封じた矢守の働きだろう。1対1で完封したのは勿論、この主将にボールを集める鹿島の攻撃を完璧に読んで、次々とアンティシペーション (インターセプト) に成功。宮内から攻められない鹿島は途中、RHとLHを入れ替えたりしてみたが、結局上手く行かずに機能不全に陥っていた。攻撃面では積極的なランでスペースへのパスを呼び込んだ影山、原、とりわけタッチライン際まで長い距離を走ってダイナミズムをもたらした出口の頑張りが目に引いた。だが、同時に走れなくなってパスをスペースに引き出せなくなったとき、課題が見えたのも事実である。
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