2007年04月29日(日) |
中日本SL U-17 浜名高校戦+JY (中2+中1): 沼津戦 |
ユース 07年04月29日 (日) 14:30開始 静岡市清水総合運動場 中日本ユーススーパーリーグ 対 浜名高校 ※40分ハーフ 天候: 晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスユース −−−−−−−−柴田−−−−−−−− − 望月恭 −岩崎−−小澤−−稲毛−− −−−−−−田代−−杉山−−−−−− −−青木−−−−−−−−−−曽根−− −−−−−− 畑 −−池上−−−−−−
−−−−−−14−−15−−−−−− −−11−−−−−−−−−−09−− −−−−−−05−−10−−−−−− −−02−−08−−03−−06−− −−−−−−−−01−−−−−−−− 浜名高校
31分、浜名、ポジションチェンジ: 15RH、09FW
浜名高校 清水エスパルスユース 1(0) シュート 6(4) ×曽根、○池上、×曽根、○池上、○池上、○畑 1(0) 右クロス 5(2) ×青木、×青木、○恭平、×畑、 ○青木 4(0) 左クロス 2(0) ×杉山、×曽根 2(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 3(−) ・畑、 ・池上、・池上 4(2) ファウル 3(0) ・池上、・畑、 ・岩崎
[後半] 清水エスパルスユース (63分〜) −−−−−−−−柴田−−−−−−−− − 望月恭 −青木−−小澤−−稲毛−− −−−−−−山田−−杉山−−−−−− − 佐野孝 −−−−−−−−−曽根−− −−−−−− 畑 −−池上−−−−−−
−−−−−−14−−09−−−−−− −−11−−−−−−−−−−07−− −−−−−−05−−13−−−−−− −−02−−08−−03−−06−− −−−−−−−−21−−−−−−−− 浜名高校 (44〜73分)
HT、浜名、交代: 01→21、15→13
44分、浜名、交代: 10→07 (13CH、07RH) 49分、清水、交代: 畑→佐野孝 52分、清水、交代: 岩崎→山田 (青木CB、山田RH) 63分、清水、ポジションチェンジ: 山田CH、佐野孝RH、田代FW 65分、清水、相手ゴールキックをLB稲毛が縦に跳ね返し、一列前のLH曽根が受けると中央裏のスペースにパスを送る。それ以前に自陣から走り出していたFW田代、中央を単身抜け出すと、1対1となったGKを左に外し、最後は窮屈な体勢から体を捻って、空のゴールへと流し込んだ。1−0
73分、浜名、交代: 13→04 74分、清水、最終ラインの稲毛が起点となり、中央のCH山田、左に開いたCH杉山、PA手前の田代とダイレクトの速いパス回し。杉山のロビングを田代が頭で落とすと一気にPA内、受けた池上が、彼独特の高速回転から切り返して縦に数歩、強引にマークを引き剥がし左足一閃、GKの肩越しにゴールへ突き刺す。2−0 76分、浜名、交代: 09→16 (11FW、16LH) 78分、清水、クリアボールを中盤左サイドに流れて受けた田代、DFを背負ってキープする間に戻ってきた池上が声を掛ける。ターンする田代、外側から曽根も追い越すが、田代は内側の池上を選択。スピードに乗った池上は一息でPA内に突入し、ゴール前に速いグラウンダーのクロスを送ると、ファーまで届いてRH佐野孝が美味しくいただいた。3−0
浜名高校 清水エスパルスユース 7(3) シュート 8(4) ×田代、○池上、×曽根、×池上、×田代、◎田代、◎池上、◎孝洋 2(1) 右クロス 4(1) ○山田、×恭平、×孝洋、×孝洋 2(1) 左クロス 5(1) ×青木、×杉山、×曽根、×稲毛、◎池上 0(0) 右側CK 1(0) ×青木 0(0) 左側CK 1(1) ×青木 1(−) 犯OS 2(−) ・曽根、・山田 8(3) ファウル 4(1) ・青木、×恭平、・池上、・曽根
▼試合結果 清水エスパルスユース 3−0 浜名高校 得点: 田代 (曽根)、池上 (田代)、佐野孝 (池上)
▼寸評 [私撰MVP] 小澤 蓮 [私撰MIP] 稲毛 拓也、池上 智規
風下の前半から、CH杉山の正確なグラウンダーのパスを中心に優勢だった清水。風上の後半は逆に攻撃が雑になり、試合が膠着したが、粘り強い守備からFWがよく動いてボールを引き出し、終わってみれば3-0。プリンス同様危なげない試合だったが、課題の残る内容であった。
試合を分けたのは守備の安定感。とりわけ小澤は1対1に強く、積極的で、相手にクサビのパスが出るやグイと体を入れ替え、ボールを刈り取ると同時に、フリーになって余裕でボールを捌いた。受け身の対応になった時も空中戦に強く、何よりスピードがあるのが素晴らしい。LBの稲毛も空中戦に競り負けない、強靱な1対1が目立った。また、これは柏の下部組織を見る度に思うことだが、基本のキックが実に正確で速い。味方を動かすようなパスや相手を惑わす球種はないが、狭いパスコースを正確に通して前線にクサビを入れ、攻撃の第一歩として貢献した。 しかし、攻撃面では、引いた相手を崩すドリブルや飛び出しが少なかった。前半は向かい風で奪う位置が低かった分、パスを受けるスペースがあったが、後半になると逆の状況に。その状況を打破したのは、FWにポジションを移した中学生の田代。CHでは二種のプレスの速さに戸惑っていたが、FWでは持ち味の走力を活かして長い距離を飛び出し、先制点をもたらした。それからは池上の独壇場。この日不足していた個の突破力を十分に示し、1ゴール1アシスト。彼のようなスピードとテクニックのあるレフティに勝負を挑まれると、相手としては本当に嫌だと思う。
Jrユース (中1) 07年04月29日 (日) 09:00開始 鈴与三保グラウンド 練習試合 対 ACNジュビロ沼津 (1年) ※30分×3 天候: 晴れ
▼試合展開 [1本目] 清水エスパルスユース (12分〜) −−−−−−−−八谷−−−−−−−− −−渡邉−−江井−−三田−−勝又−− −−−−−−小林−−佐藤−−−−−− −−島村−−−−−−−−−−稲葉−− −−−−− 加瀬澤−小柳津 −−−−−
12分、清水、ポジションチェンジ: 勝又LB、佐藤CH 21分、清水、加瀬澤の左CK、沼津DFが中央で跳ね返すが小さく、PA内右角付近の佐藤が頭で押し込む。が、右ポスト直撃。しかし、更にポスト前の小柳津が足で押し込むと、今度は左ポストを直撃、してゴール内に転がり込む。1−0
[2本目] 清水エスパルスユース (16分〜) −−−−−−−−斉藤−−−−−−−− −−福島−−江井−−杉山−−岩間−− −−−−−−石毛−−佐藤−−−−−− −−渡邉−−−−−−−−−−島村−− −−−−−−水谷− 加瀬澤 −−−−−
09分、清水、ポジションチェンジ: 佐藤CH、島村LH、加瀬澤FW 12分、沼津、10番の右CKは清水が跳ね返すが、再び10番が拾う。もう一度、右クロスはDFがクリア。しかし小さく、PA内で17番がはたき落とし、それを至近距離で13番が詰め、0−1 15分、清水、マークする5番をターンして交わすと、CH石毛が中盤からドリブル開始。トップスピードでPAへ突入すると速度を緩め、背を向けるかと見せて左に切り返し再加速、ゴール前への折り返しをCH佐藤が詰めるだけ、1−1 16分、清水、交代: 八谷→斉藤
22分、清水、前に出てパスをカットしたCB杉山が、近くの石毛に預けてそのまま右前へ攻撃参加。石毛も前へドリブルしながら、杉山を囮に杉山より前を走るFW水谷へクサビ、水谷が中央裏に返すと抜け出した石毛がスライディングシュート。発足1ヶ月の即席チームとは思えない、絶妙なファストブレイクだった。2−1 25分、清水、バイタルエリアでクサビを受けた水谷が、大きく右に捌いてDFの裏へパスを通す。そこへ走り込んだ渡邉、角度のない位置から右足を巻き込む。綺麗な放物線を描いたシュートが、ゴール左へ吸い込まれた。3−1
[3本目] 清水エスパルスユース (16分〜) −−−−−−−−斉藤−−−−−−−− −−福島−−勝又−−三田−−稲葉−− −−−−−−杉山−−石毛−−−−−− − 小柳津 −−−−−−−−−岩間−− −−−−−−小林−−水谷−−−−−−
03分、沼津、ロングフィードからスピードで抜け出したFW17番がそのまま持ち込み、ゴールに沈める。0−1 12分、沼津、再びロングフィードで抜け出す17番、GK斉藤果敢にPA外へ飛び出して17番と交錯、更に17番と併走していたCB三田と激突する。両者ピッチに倒れ、素早く立ち上がった17番がこぼれ球を空のゴールに放り込む。0−2 13分、清水、交代: 三田→江井 21分、清水、ポジションチェンジ: 小林RH、小柳津FW
▼試合結果 清水エスパルスJrユース (1年) 4−3 ACNジュビロ沼津 (1年) 得点: 小柳津 (佐藤)、佐藤 (石毛)、石毛 (水谷)、渡邉 (水谷)
▼寸評 [私撰MVP] 石毛 秀樹 [私撰MIP] 杉山 雄太、水谷 和磨
全日本少年サッカー大会の制度変更のため、所属チーム (サルファスとか) と二重登録して、選抜チーム (清水FCとか) での参加ができなくなった初めての学年。エスパルスに来るような選手は、大抵所属チームでFWやトップ下で活躍していたのだが、今までは選抜チームで相応のコンバートをされていた。選抜チームでの活動が大幅に減少された現在、果たしてチームはFWが10人並んだような状態。守備時に明らかにおかしいポジショニングが散見され、攻めては個人のドリブル頼み。荒削りも荒削りなだけに、これからどう変わっていくのか、楽しみである。
そんなチームの中で石毛は一人、大人のサッカーを体現していた。DFラインに引いてボールを引き出す動き、或いはサイドを回ってパスの選択肢を増やす動き、得点を狙えるスペースにばかり人が集まる中、オフ・ザ・ボールの運動量が豊富で、かつ洗練されている。その上、ボールを持てば2本目1点目に象徴されるとおり、高い瞬発力を武器に躍動感溢れるプレーを見せた。高すぎる完成度を懸念されてしまうほど、別次元のサッカーであった。 杉山も落ち着いたプレーを見せた選手。CHとしては前述の石毛や佐藤のような運動量があるわけではないが、要所を抑える勘の良さがあり、攻守にポジショニングが良い。外連味はないがよくサイドにパスを散らし、攻撃の第一歩になっていた。逆に水谷は、恵まれた体格に高い身体能力を武器に、迫力あるドリブルと壮絶なキックを浴びせる、いかにもFWらしい選手。水谷といい、高いテクニックを見せた加瀬澤といい、FWだらけのチームでFWを任されるだけの、強烈な「個」があった。
Jrユース (中2) 07年04月29日 (日) 11:00開始 鈴与三保グラウンド 練習試合 対 ACNジュビロ沼津 (2年) ※30分×3 天候: 晴れ
▼試合展開 [1本目] 清水エスパルスユース −−−−−−−−市川−−−−−−−− −−矢守−−荒井−−村松−−入山−− −−−−−−進藤−−望月−−−−−− −−出口−−−−−−−−−−脇野−− −−−−−−高橋−−酒井−−−−−−
08分、清水、中盤左サイドでLH脇野からスローインを受けたLB入山が、40Mロングシュート。折からの強風に乗り、すっぽりとゴール右に収まる。1−0
[2本目] 清水エスパルスユース (〜19分) −−−−−−−−滝川−−−−−−−− −−矢守−−荒井−−村松−−入山−− −−−−−−進藤−−望月−−−−−− −−脇野−−−−−−−−−−酒井−− −−−−−−遠藤−−高橋−−−−−−
01分、沼津、中盤からCH4番が35Mミドルシュート。折からの追い風に乗ってゴールに飛び込む。0−1 02分、清水、CH進藤が右サイドに捌いたのを見て、RB矢守がオーバーラップ。パスを受けたRH脇野は素直に矢守を使い、パスを更に右前へ流す。サイドを抉った矢守が入れた右クロスを、ニアポスト前でFW高橋が頭でプッシュ、1−1 19分、清水、交代: 高橋→出口 (出口RH、脇野LH、酒井FW) 24分、沼津、左サイドから突破を仕掛けるFW8番が、矢守より半身前に出て角度のない位置からシュート。GK滝川が弾くが、ファーにこぼれたボールをRH18番に押し込まれた。1−2 26分、沼津、今度は右サイドを突破した8番が低く速いクロスを入れると、ファーに滑り込んだLH6番がゴールに収めて、1−3
[3本目] 清水エスパルスユース (〜15分) −−−−−−−−市川−−−−−−−− −−村松−−荒井−−矢守−−入山−− −−−−−−進藤−−酒井−−−−−− −−出口−−−−−−−−−−脇野−− −−−−−−遠藤−−高橋−−−−−−
04分、清水、右サイドを強引に持ち込んだRB村松、進路に詰まってパスを戻すとRH出口がダイレクトでクロスを入れる。ニアポスト前に緩く上がったクロスをGKがキャッチに行くが、FW高橋が邪魔だて。こぼれたボールにいち早く反応したCH酒井が蹴り込み、1−0 15分、清水、交代: 三田→江井 21分、清水、矢守の左CK。右足インスイングのボールがゴール前を通り抜け、そのままファーポストを命中。跳ね返ったボールを進藤が押し入れて、2−0
▼試合結果 清水エスパルスJrユース (2年) 4−3 ACNジュビロ沼津 (2年) 得点: 入山 (脇野)、高橋 (矢守)、酒井、進藤 (矢守)
▼寸評 [私撰MVP] 荒井 拓海 [私撰MIP] 酒井加里武、進藤 優東
一つ上の学年に合流した選手は見ていたが、この学年を観戦するのは実に1年ぶりになるらしい。感想はやはり「大きくなった」に尽きる。昨年見たときは、あまりの小さなチームに心配したものだが、それだけに伸びしろは十分だったようだ。犬飼、溝口といった大きい選手が参加してなかったが、沼津と比べてさほど違いはなかった。この日は犬飼・影山・原・村上・片山が一つ上に参加、溝口・山田が怪我のため、フィールドプレイヤー11人、GK2人で30分×3本を回しており、なかなかに大変そうであった。 上記私撰の3人は、大きくなったチームの中でも特に大きくなった選手。大きくなったことで、様々なことができるようになった。荒井は1対1に非常に強くなり、ガチンコの体のぶつかり合いでも決して負けなくなった。だからこそ、常に対応が落ち着いており、隙を見てマークから離れてこぼれ球をカットするような対応が、PA内ですらできている。元々頑張れるタイプだった酒井は、瞬発力が高まり、プレスでの寄せが速い。攻めては繋ぎ役として、至る所に出没する。進藤は戦術的な判断が良くなり、中盤からFWを追い越す動きを飽きることなく繰り返していた。飛び出した先での働きにまだ課題はあるが、そのプレーは枝村を思わせた。
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