2007年04月21日(土) |
プリンス東海 浜名高校戦 |
07年04月21日 (土) 12:00開始 藤枝総合運動個園サッカー場 プリンスリーグ東海 2007 対 浜名高校 ※45分ハーフ 天候: 晴れ
[前半] 清水エスパルスユース 控え:柴田、小澤、望月恭、曽根、桑原、杉山、青木、佐野諒、池上 −−−−−−−−吉田−−−−−−−− − 望月卓 −山崎− 鍋田圭 −江守−− −−−−−−深澤−−前田−−−−−− −−柴原−−−−−−−−− 佐野傑 − −−−−− 鍋田亜 −藤牧−−−−−−
−−−−−−15−−町田−−−−−− −−−−−−−−14−−−−−−−− −−佐藤−−07−−06−−11−− −−−−03−−04−−永井−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−− 浜名高校
03分、清水、自陣からLB江守がロングフィードでクサビを入れる。PA手前で受けたFW藤牧、DFを背負ってキープするが耐えきれず。足下からボールを小さくこぼすと、藤牧は入れ替わろうとする相手をなおも背負って遮る (ファウルギリギリ)、こぼれたボールに走り込むのは鍋田亜。大きいストライドでランニングフォームのまま、PA外からダイレクト右足。低いシュートをゴール右へ突き刺した。1−0 31分、清水、佐野傑の左CKは跳ね返されるが、PA外中央に位置する前田がカット。プレスに寄せる相手に体を入れ、バウンドするボールを巧みに浮き球で左サイドへ捌く。下がって処理した佐野傑がトラップで足下に収めると反転、加速、縦突破から高速クロスの得意のパターン。それをニアへ寄りながら藤牧が頭を合わせてゴール右へと流し込んだ。2−0
浜名高校 清水エスパルスユース 4(1) シュート 6(3) ◎亜人、×前田、×前田、×藤牧、○藤牧、◎藤牧 1(0) 右クロス 4(0) ×卓馬、×卓馬、×柴原、×卓馬 4(2) 左クロス 7(2) ×圭吾、×佐傑、×江守、○江守、×江守、◎佐傑、×江守 1(0) 右側CK 1(0) ×柴原 2(1) 左側CK 2(0) ×佐傑、×佐傑 0(−) 犯OS 0(−) 10(2) ファウル 13(3) ・亜人、・亜人、・藤牧、・藤牧、・柴原、・柴原、・藤牧、・藤牧、・前田、×圭吾 ×柴原、×圭吾、・亜人
[後半] 清水エスパルスユース (32分〜) −−−−−−−−吉田−−−−−−−− − 望月卓 −山崎− 鍋田圭 −江守−− −−−−−−深澤− 佐野諒 −−−−− −−桑原−−−−−−−−−−柴原−− −−−−− 鍋田亜 −藤牧−−−−−−
−−−−−−町田−−山下−−−−−− −−−−−−−−14−−−−−−−− −−佐藤−−06−−奥田−−19−− −−−−03−−04−−永井−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−− 浜名高校 (15〜28分)
05分、清水、警告: 佐野傑 07分、浜名、交代: 11→19 10分、浜名、交代: 07→奥田 15分、浜名、交代: 15→山下 28分、浜名、交代: 永井→05 28分、清水、交代: 佐野傑→桑原 30分、浜名、警告: 山下 32分、清水、交代: 前田→佐野諒 34分、浜名、交代: 14→20
浜名高校 清水エスパルスユース 1(1) シュート 5(2) ×亜人、○藤牧、○藤牧、×藤牧、×藤牧 2(0) 右クロス 3(1) ×柴原、○柴原、○卓馬 7(1) 左クロス 5(4) ○江守、○江守、×江守、○江守、○佐諒 1(0) 右側CK 1(0) ×柴原 0(0) 左側CK 1(0) △佐諒 0(−) 犯OS 1(−) ・亜人 15(1) ファウル 8(1) ・江守、・前田、・柴原、・柴原、・桑原、・亜人、×亜人、・亜人
●個人的MVP 鍋田亜人夢 ●個人的MIP 江守 純基、鍋田 圭吾 ●相手方MIP 佐藤 将也
危なげなく2―0で逃げ切り、待望の初勝利を挙げたユースだが、相手に助けられた部分が多く、今後に課題を残す内容であった。
攻撃に関しては鍋田亜が入ることにより、安定してポゼッションしながら攻められる形が一つできた。レフティなのに、右利きの選手でもそうは撃てない質の高いシュートを決めた鍋田亜だが、それ以外の仕事での貢献度が高かった。体格的にキープできないことはあるものの、運動量が多く、足下に収めることができ、またそこからの展開力にも優れている。そこに同じく足下に自信がある柴原が絡むことで、カウンターを繰り出せずに遅攻になった時にも細かくパスを繋ぎ、起点になっていた。惜しむらくは彼らが起点になっている時、それを追い越したり、パスを受けに近寄ったりする3人目の連動性が乏しかったこと。深澤がよく絡んではいたが、パスを待って足が止まっている状態の時もあり、もっと分かりやすい動きを見たい。 一方の左サイドでは、江守のアーリークロスから藤牧のヘッドというホットラインが、単純ながらよくハマっていた。ただ、これは浜名のDFラインが藤牧に比して背丈が絶対的に不足していたからであり、過信は禁物だろう。この日は封じられることが多かった佐野傑の加速力を活かすべく、パス交換やポストプレーで時間を稼ぎ、佐野傑が裏に走り出すパターンを確立させたい。
守備では、双方の中盤で明らかに前田が一番巧く、よく動いていたため、清水がポゼッションで優位に立ち、ゴール前での危険な場面もその分少なかった。とはいえ、両者共に簡単なパスミスが多く、清水が比較的それが少なかったというだけで、東海2種のトップリーグとしては寂しい内容。苦し紛れのロングボールに藤牧が競り勝つ清水と違い、清水は鍋田圭・山崎が安定して跳ね返しており、前半終盤に鍋田圭が2度ほど空中戦でファウルをとられた他は危なげなかった。 後半になると清水の個々の選手に色気がでる時があり、連動性が失われ、変な奪われ方をして相手にスペースを与える場面も増える。特に浜名の左サイド、U-18代表候補の佐藤の力強い突破には手を焼いた。逆サイドを抑えた江守、PA内の鍋田圭・山崎の体を張った泥臭い守備で最後の一線を守ったが、体格差や運動能力の差をカバーする工夫がほしい。まあ、こうした粘り強い守備こそ、今年の生命線になるだろう。終盤82〜85分、山崎が怪我の治療でピッチの外に出ると、深澤と鍋田亜が一列ずつ下がり、10人でこの3分を守りきった。この経験は、今後の苦しい試合で活かされるはずだ。
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