2006年07月29日(土) |
クラブ選手権 全国大会 柏レイソル戦 |
06年07月29日 (土) 10:30開始 Jヴィレッジ Pitch 2 adidas CUP 2006 第30回日本クラブユースサッカー選手権 (U-18) 大会 対 柏レイソル U-18 ※40分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスユース (〜26分) −−−−−−− 山崎晃 −−−−−−− − 望月卓−望月恭−佐野克 −小出−− −−−−−−−−池田−−−−−−−− −−−−小泉− 佐野諒 −神田−−−− −−−−−−長沢−−町田−−−−−−
−−−−−−山本−−比嘉−−−−−− −−輪湖−−−−−−−−−−太田−− −−−−−−中谷−−山中−−−−−− −−須藤−−大島−−小川−−豊嶋−− −−−−−−−−岡田−−−−−−−− 柏レイソル U-18
20分、柏、FW長沢のポストプレーからのバックパスを奪って速攻。加速したFW比嘉が譲り合ったCB望月恭・CB佐野克の間を半身すり抜け、右スペースに斜めのパスを送る。LB小出に走り勝ったFW山本が1対1を冷静に沈め、0−1。 22分、柏、佐野克のサイドチェンジをRB望月卓が処理できず、スローインを比嘉が素早く投げ入れて再開。スペースに抜け出た山本に対し、逆サイドから追い掛けてきた佐野克が横から迫るが、山本は腕でブロックしたままコースを維持してシュート。GK山崎晃のニアを抜き、0−2。 26分、清水、交代:佐野諒→桑原卓
柏レイソル 清水エスパルスユース 4(4) シュート 2(0) ×長沢、×町田 0(0) 右クロス 2(0) ×卓馬、×卓馬 1(0) 左クロス 4(1) ○小出、×神田、×神田、×小出 2(0) 右側CK 1(0) ×小泉 0(0) 左側CK 0(0) 3(−) 犯OS 1(−) ・長沢 4(0) ファウル 10(0) ・池田、・池田、・克彦、・池田、・佐諒、・恭平、・克彦、・池田、・小泉、・卓馬
[後半] 清水エスパルスユース (11分〜) −−−−−−− 山崎晃 −−−−−−− − 望月卓−望月恭−佐野克 −小出−− −−−−−−−−池田−−−−−−−− −−−−小泉− 桑原卓 −前田−−−− −−−−−−長沢−−藤牧−−−−−−
−−−−−−工藤−−山崎−−−−−− −−武富−−−−−−−−−−太田−− −−−−−−中谷−−山中−−−−−− −−須藤−−大島−−小川−−豊嶋−− −−−−−−−−岡田−−−−−−−− 柏レイソル U-18 (33分〜)
02分、柏、佐野克のクリアをCH山中がカット、素早く左に開いたLH輪湖に捌き、輪湖は左45度からミドル。GK山崎晃が弾いて柏の左CKになる。輪湖のキックをニアで大島が頭で逸らすと、ファーの山本が狭いスペースをボレーで突き刺し、ハットトリック達成。0−3。 07分、清水、交代:神田→前田 11分、清水、交代:町田→藤牧 (上図参照)
22分、柏、交代:比嘉→山崎 25分、清水、柏のロングボールを左スペースに持ち出して処理した佐野克は、相手のプレスもドリブルでかわしてパスコースを空けると、60Mダイアゴナルフィード。敵陣右で受けたRH小泉はトラップから中央にドリブルで運ぶや、思い切ったミドルを放つ。高い放物線を描いたドライヴシュートが突き刺さり、1−3。 29分、柏、交代:山本→工藤 33分、柏、交代:輪湖→武富 (上図参照) 39分、柏、警告:山中
柏レイソル 清水エスパルスユース 5(2) シュート 5(3) ○池田、×長沢、◎小泉、○克彦、×小出 0(0) 右クロス 2(0) ×小泉、×前田 5(0) 左クロス 4(1) ×小出、×小出、○克彦、×小出 1(0) 右側CK 0(0) 4(2) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 0(−) 11(1) ファウル 8(0) ・桑卓、・克彦、・桑卓、・長沢、・小泉、・長沢、・池田、・長沢
▼試合結果 清水エスパルスユース 1−3 柏レイソル U-18
何とかファウルで止めている清水と普通にパスやドリブルをカットしている柏という違いはあったが、序盤は互いにアタッキングサードへ侵入できず、拮抗した展開。だが、20分と22分に縦に速い攻撃で、柏が立て続けに2点を加算する。その後も両者攻め倦んだ展開が続くが、リードしている方とされている方とどちらが好む展開かは自明であった。長沢にボールを当てて展開したい清水だが、長沢の待つ前線までボールを運べない。37分、池田のクサビがPA右角前で待つ長沢に通り、長沢は右回りにターンして内側を見てラストパス、町田が飛び込むも僅かにゴール上へ外れたのが、唯一の決定機だった。 後半立ち上がりにCKから決定的な3点目を奪われると、万事休す。中盤を満足に繋げないまま、しまいには佐野克から長沢に当てる/小泉を走らせるロングボールばかりになってしまう。その展開から1点は返したのはさすがだが、他は同点直後の26分、大島のファウルで得た右75度20MからのFKで、佐野克のシュートがゴールマウスを襲ったくらい。流れの中で形をつくれないようではそれ以上を望めず、最後は余裕のできた柏が、中盤の底からサイドに的確にパスを捌く危なげない攻撃を続け、追加点こそなかったがそのまま攻めきった。
▼選手寸評 [私撰MVP] なし [私撰MIP] 小出 洋孝、小泉 慶治 [相手方好印象選手] 山本 紘之
ここ2ヶ月の負の連鎖を見てきた人間から言わせれば、まあこんなものだろうと思う。頑張ってはいるが組織として繋がらず、一方で相手のスーパーゴールが決まってしまう。こんな状態で目立つのは、やはり個として独自の武器を持っている選手であり、高速アーリークロスを持つ小出、ドリブラーの小泉は良さを見せていた。この2人は運動量もあり、頑張る姿勢も見せてくれた。柏の方では、そのスーパーゴールでハットトリックを決めた山本。標準以上の体格に恵まれながら、運動能力やテクニックも十分以上にあり、波のある感じだがハマれば強い。そして清水は、見事に彼を乗せてしまった。実際に山本を乗せたのは、彼の相棒として惜しみない運動量を見せていた比嘉だが。
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