2005年12月10日(土) |
JY: 高円宮杯 全国大会 大分トリニータ戦 |
Jrユース 05年12月04日 (日) 13:15開始 藤枝総合運動公園サッカー場 高円宮杯 第17回全日本ユース (U-15) サッカー選手権東海大会 対 大分トリニータU-15 ※40分ハーフ 天候:晴れ
▼布陣 先発: 後半39分〜: −−−−−−鍋田−−前田−−−−−− −−−−−−鍋田−−池上−−−−−− − 佐野傑 −−−−−−−−−柴原−− − 佐野傑 −−−−−−−− 佐野孝 − −−−−−−杉山−−西澤−−−−−− −−−−−−杉山−−西澤−−−−−− −−曽根− 望月恭 −岩崎−−狩野−− −−曽根−−深澤−−岩崎− 望月卓 − −−−−−−−−柴田−−−−−−−− −−−−−−−−柴田−−−−−−−− 控え:水野、深澤、山崎、望月卓、青木、佐野孝、池上 交代:後半00分:狩野 →望月卓 後半24分:柴原 →佐野孝 後半34分:望月恭→深澤 後半39分:前田 →池上
大分トリニータU-15: 先発: 後半38分〜: −−−−− 岸田翔 − 柳 −−−−−− −−− 岸田翔 − 柳 −−黒木−−−− −−−−河野−−−−−− 森 −−−− −−−−−−河野−−麻生−−−−−− −−−−−−三好−−小塩−−−−−− −−−−−−−−小塩−−−−−−−− −−渡邉−−片桐−−武本−−矢野−− −−渡邉−−片桐−−武本−−矢野−− −−−−−−−−垂水−−−−−−−− −−−−−−−−垂水−−−−−−−− 控え:清家、竹中、阿南、麻生、岸田、黒木、立花 交代:後半12分:三好→麻生 (森をCH、麻生を右SHに) 後半38分;森 →黒木 (岸田を右SH、黒木をFWに)
▼試合展開 [前半] 06分、杉山に警告 (繰返の違反) 31分、西澤に警告 (ラフプレイ)
大分U-15 清水エスパルス 3(2) シュート 1(0) ×柴原 3(1) 右クロス 2(1) ×柴原、×柴原 1(0) 左クロス 4(1) ×佐傑、×佐傑、○佐傑、×曽根 1(0) 右側CK 0(0) 1(0) 左側CK 0(0) 3(−) 犯OS数 0(−) 4(0) ファウル 13(1) ・佐傑、・鍋田、・佐傑、・杉山、・岩崎、・佐傑、・西澤、・前田、・恭平、×岩崎 ・西澤、・恭平、・柴原
[後半] 02分、大分、岸田に警告 (ラフプレイ) 09分、大分、三好に警告 (ラフプレイ) 26分、清水、ダッシュでこぼれを奪った西澤、鍋田にクサビを入れると右から追い越し、リターンをボレーで突き刺す、1−0 27分、大分、柳に警告 (ラフプレイ) 36分、清水、PAに切れ込んだ佐野孝を後方から武本がスライディングでカット、こぼれに矢野が足を投げ出すがOG、2−0
大分U-15 清水エスパルス 1(1) シュート 8(5) ○西澤、○鍋田、×前田、○杉山、◎西澤、○孝洋、×岩崎、×鍋田 2(0) 右クロス 2(0) ×卓馬、×前田 1(0) 左クロス 4(1) ×曽根、×恭平、○佐傑、×柴原 0(0) 右側CK 1(0) ×杉山 1(0) 左側CK 3(0) ×柴原、△柴原、△西澤 1(−) 犯OS数 0(−) 7(2) ファウル 3(1) ×西澤、・孝洋、・西澤
清水エスパルスJrユース 2−0 大分トリニータU-15
緒戦で優勝候補、横浜FMを撃破した清水。左足首捻挫から復帰したばかりの前田の相棒には、前回の池上ではなく、2年生の鍋田が入った。右SBは狩野が先発したが、前節外れたベンチに望月卓が復帰。他は1年生柴原も含め、不動である。一方、夏の広島に続いて冬もガンバを破り、その実力を高らかに全国にアピールした大分。夏の3バックから4バックに、CBだった柳 (U-15代表候補/U-16NTC) をFWにと、大きくチームの姿を変えながら実力を維持するのだから、大したものだ。柳・武本はU-15 Jリーグ選抜チームとしてブラジル遠征に参加、同じく遠征に参加した前田とは旧知の仲 (のはず)。
前半は清水が風上。しかし、低調な内容の清水は、攻めては執拗にチェックにくる相手に苛立ってファウルを犯し、守っては諦めずに追い掛ける大分FWに慌ててファウルを犯す。大分は12分、森の右クロスが巻いてシュータリングになり、ゴール枠内を強襲 (GK柴田がカット) すると、続く13分に左サイドから早めに前線に入れたボールを柳がキープ、落として河野がPA際でミドルを放つ。枠を外したが、以後、柳が下がってキープ、それを小塩ら中盤が追い越し、前線の岸田翔に裏を狙わせるパスを出すというパターンで、大分が優位に立った。とはいえ、清水DFの粘り強い対応と逆風のため、決定機は31分、柳のポストから岸田翔がPA際で狙った場面ぐらい (GK柴田が対応)。一方の清水は、22分に杉山が中央から狭いところをドリブルに分け入って縦パス、前田が右に叩き、柴原が狙ったミドル (枠外) のみ、シュート1本に終わった。
後半は清水が風下。暗雲が漂ったかに思えたが、蓋を開けてみれば清水のペース。大分が前半の激しい運動量でかなり疲弊していたこと、それによって清水は落ち着いてパスを捌けるようになったことが、その要因だろうか。10分の西澤のミドルを皮切りに、足が止まった大分を一気呵成に攻め込む。14分、柴原のサイドチェンジからファーで佐野傑が左足で落とし、鍋田のシュートはGKが弾く。なおもこぼれを鍋田が拾って再展開、佐野傑の左クロスを、ファーで前田のダイビングヘッドは枠右。15分、ドリブルした前田が戻して望月卓がサイドチェンジ、縦に突破した佐野傑はGKにシュートブロックされるが、こぼれ球を無人のゴールに狙った杉山のシュートは、DFがコースに入って弾いた。 そして、26分、こぼれ球に対して遅れて反応した西澤が、交錯プレーで相手を弾き飛ばし、更に彼の個性である縦の推進力から遂に先制点を奪う。その後、クリアボールが舞い戻るほどの暴威を振るう風によって、ゴール前で危うい場面も作られたが、相手に意図したシュートを撃たせず、逆に終了間際の36分には前田のパスを受けて佐野孝が縦へ、無骨な切り返しからPA内に割り込んだプレーが相手オウンゴールを誘って、勝負あり。望月恭の負傷もあってロスタイムは4分と長かったが、問題なく逃げ切って2連勝。死のグループからの突破をぐっと引き寄せた。
▼個人的好印象選手 西澤 郁 (CH): 筋力を活かして、攻守にダイナミック。足下で回しすぎる悪癖に陥る中、鋭く縦方向に試合を動かした。 杉山 一貴 (CH): 正確な技術と的確な読みで各所に顔を出し、守備ではカバー、攻撃では正確な繋ぎで、中盤支配に貢献。
[相手方好印象選手] 柳 翔太郎 (FW): 上下左右に盛んに動いては、強い足腰でボールを懐にキープ、味方が攻撃参加の時間を稼いだ戦術の鍵。
|