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2004年06月13日(日) 中日本スーパーリーグ U-17 丸岡高校戦

04年6月13日 (日) 13:30開始 トヨタスポーツセンター第3グラウンド
 中日本ユースサッカースーパーリーグ 第2回U-17大会 クループA
 対 丸岡高校 ※40分ハーフ
 天候:晴れ

▼布陣
先発:                終了直前:

−−−−− 山崎竜 −町田−−−−−− −−−−− 山崎竜−篠田悠 −−−−−

−−柴田−−−−−−−−−−小泉−− −−小泉−−−−−−−−−−柴田−−

−−−−−−神田−−谷野−−−−−− −−−−−−神田−−谷野−−−−−−

−−八木− 高野美 −石垣− 桑原彬 − − 桑原卓−佐野克− 石垣− 桑原彬 −

−−−−−−− 山崎晃 −−−−−−− −−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−

控え:風間、岩本、佐野克、渥美、桑原卓、池田、篠田悠、長沢
交代:前半15分:八木 →桑原卓 (そのまま左SBに)
   後半00分:高野美→佐野克 (そのままCBに)
        小泉 と柴田 をポジションチェンジ
   後半25分:町田 →篠田悠 (そのままFWに)

丸岡高校:

−−−−−−10−−24−−−−−−

−−−−20−−−−−−16−−−−

−−−−−−14−−06−−−−−−

−−15−−19−−05−−02−−
                   交代:後半25分:20→11、16→25
−−−−−−−−21−−−−−−−−    後半33分:15→08


▼試合展開

 1・2年生のうち、真希と怪我?の一也・前田・小出を除いた18人+GK控えに3年生の風間が帯同。本当に風間は強行日程で、お疲れ様です。U-17大会とはいえ、昨日のプリンス東海で1・2年生が延べ11名出場した清水では、一部の選手は連戦とならざるを得ない。途中交代の谷野・途中投入の小泉がフル出場し、(ほぼ) 90分プレーした美臣・佐野は45分ずつCBを担当、同じくフル出場した桑卓は八木の負傷退場により、65分の長い時間をプレーすることになった。ただ長沢と岩本は練習シャツのまま、出場予定がなかった様子。人数が足りないせいでもあるが、昨日の試合に続き、八木の左SB、柴田の左SHなど「望月色」の濃い布陣になっている。

[前半]
 序盤、意外にも好機を掴んだのは左に回った柴田。積極的な動きを見せ、5分には竜男のポストから裏にパスを受けた小泉が右クロス、これを柴田が左足トラップから右足シュートは、枠左に外れている。しかし、左足が得意でないのを見破られたのと、何よりポジショニングの定まらない八木に引っ張られて、徐々に柴田は試合から消えていく。10分に竜男が相手のゴールキックミスを拾ってミドルを狙うが、それが外れると丸岡の時間帯に移る。彼らは30度を超える暑さの中でも怠らぬ運動量で、主導権を自分たちに引き寄せた。
 11分、丸岡16番が簡単に八木の裏をとり、右クロス。これは桑彬が中に絞ってクリアしたが、清水は4人、5人が攻撃参加する丸岡に対して、ひたすら受け身。美臣だけが必死に声を張り上げるが、馬の耳に念仏。12分には20番のパスからのスピード勝負で桑彬の裏を簡単に突いた10番が左クロス、中への絞りが遅れた八木が空けたスペースに24番が飛び込み、ファーで軽く頭を合わせて、簡単に先制した。0−1。その後、八木が臀部から太もも裏のあたりを痛めたらしく、昨日90分間走り回った桑卓が緊急登板することになった。

 だが、桑卓も昨日の疲れが色濃く、反撃の起爆剤とならない。逆に19分には、ロングボールをFWが頭で桑卓サイド裏に流したボールを24番に走られながら、美臣に任せて誰もフォローせず、結果、ゴールライン直前で追いついた24番が切り返しからシュート。ゴールバーを直撃し、美臣の怒りを買ってしまう。それでも、酷暑が丸岡のプレスの出足を鈍らせたことで、再び清水ペースに。23分、スローインを竜男が浮き球トラップからシュートはDFに当たって枠外、そのCKを谷野のキックからジャンプした石垣の裏で美臣がボレーを放つが、GKセーヴ。24分、攻撃参加した美臣がドリブルからスルーパス、PA内左に町田が抜け出したがファー上隅を狙ったループ気味のシュートは落ちきらずに枠を外す。27分、プレスに粘った桑卓から美臣→石垣→桑彬と繋げて縦へフィード。縦に走った小泉が急速停止、戻したボールを神田が走り込んでミドル、は威力がいまひとつでGKキャッチ。決定打にならない。
 こうなると再びペースは、丸岡に手渡されてしまう。30分、スローインから簡単に24番に裏に走られ、左クロスにニアで10番が飛び込んだが、ボールはそのまま左に外れた。その後は大きく崩されることこそなかったが、清水の集中力の低さは目に余るものがあり、CKなどで安易にマークを外してはシュートを許してしまう。攻守に美臣の孤軍奮闘ばかりが目立ったまま、前半を折り返した。

丸岡高校      清水エスパルス
9(4) シュート 7(2) ×柴田、×柴田、×竜男、×竜男、○美臣、×町田、○神田
4(2) 右クロス 3(3) ○小泉、○小泉、○小泉
4(3) 左クロス 2(0) ×柴田、×八木
0(0) 右側CK 1(1) ○谷野
2(1) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  0(−)
6(0) ファウル 4(0) ・柴田、・美臣、・町田、・小泉

[後半]
 後半、最初の清水の好機は3分。谷野が捌いたボールが、後半から小泉と入れ替わって右サイドに来ていた柴田に渡る。柴田は背後にDFのプレッシャーを受けていたが、小気味よい右回転ターンでそれを交わして内側に切れ込むと、スルーパス。この時、オフサイドにいた町田はボールに関与せずに後ろに戻り、代わってオンサイドから竜男が飛び出して、GKと1対1に。余裕を持ってゴール右に流し込み、清水が同点に追いついた。1−1。
 その後は一気に清水ペースに。最大の要因は、疲れ切った丸岡の運動量が落ちたことだろう。同時に清水側でも、右サイドに戻った柴田が本来のキレを取り戻し、また慣れない左サイドに回りながら切り返しを多用する小泉は、さほど違和感を見せなかった。美臣が余っていた前半と違い、互いにストッパータイプの石垣と佐野が高いラインを布いたせいもあるだろう。
 6分、マークから一瞬早く動き出した町田がPA内フリーで柴田のスローインを受けると、巧みなターンからの右クロスに竜男が合わせたが、ゴール右上。9分、ポストに入った町田が谷野に戻すと、谷野の竜男を狙ったクサビがDFに当たって再び町田の下に。改めて竜男とのワンツーでPA内に侵入した町田、先程と同じような位置 (PA内右側) で同じように巧みなターンから、同じような浮き球の右クロス。同じように竜男が飛び込むと、同じようにゴール右上に外した (苦笑) 。

 その後も左右からサイドを攻めるが、柴田や小泉の個人技に頼る単調な攻撃になったせいか人垣を崩しきれず、次の好機は22分。町田が左からサイドチェンジを狙ったパスは、ミスになってDFにクリアされるが、これが上手い具合に柴田の前に転がって、すぐさま柴田はアーリークロス。町田が竜男の場面と同じような位置 (PA内ゴールエリア左角付近) に飛び込んでヘッドを放ったが、竜男と同じようにファー上に逸らしてしまう。FWが決められないのならばと24分、神田が右に捌いたボールから柴田が縦に勝負して右クロス。これをファーで丸岡右SB2番が、何故が中央に折り返してしまう。それを拾ったのが起点となった神田、飛び込んだ勢いをトラップで殺し、殺到するDFをリフティングで華麗に交わす、いかにも神田らしいファンタジックなプレー。しかし、最後のシュートの勢いが弱く、GKに阻まれた。
 一方的に攻め続けてきた清水だが、25分に松商が2人を交代したのを機に、何度かカウンターを受けるようになる。この試合、前日45分間出場した谷野と元々体を張るのが得意でない神田のボランチコンビがフィルター役になりきれず、相手にスピードに乗られる場面も多かったが、後半はパワーとスピードを兼備する佐野が体で食い止めてきた。しかし、33分の松商3人目の交代直後、途中交代の11番に縦に走られる。GK晃太が飛び出すがあっさり交わされ、あとは空っぽのゴールに流し込むだけ…、ニアサイドネット、の外側。相手のミスに救われる。清水の方は、両翼の突破力に賭ける場面が多く、昨日の試合を見た後では、流動性・展開力、共に物足りなさが残った。それでも40分、左から切り返しで振り回して小泉が、PA手前で横パス。そこに走り込んだ谷野を6番が後ろから押し倒し、絶好の位置からFKを得る。蹴るのは谷野、右足で壁の外側を巻いたボールは落ちて枠内右下を狙ったが…、勢いが足りずにGKグッドセーヴ。結局、1−1のまま試合終了。スコアは昨日と同じだが、内容には不満が残った。

   
(他に良い写真がなかったので、新デジカメに浮かれる筆者による連写機能をお楽しみください。最後、谷野のFK)

丸岡高校      清水エスパルス
2(0) シュート 9(3) ◎竜男、×竜男、×竜男、×神田、×町田、○神田、×竜男、×小泉、○谷野
3(1) 右クロス 6(3) ○町田、○町田、×柴田、×柴田、○柴田、×柴田
2(0) 左クロス 1(0) ×小泉
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 2(1) ×谷野、○谷野
1(−)  犯OS  0(−)
7(1) ファウル 2(1) ×石垣、・神田


▼試合結果

清水エスパルスユース 1−1 丸岡高校
 得点:前半12分:丸岡・24番  (10番  ・左クロス)
    後半03分:清水・山崎 竜男 (柴田 和也 ・スルーパス)
 警告:後半39分:丸岡・06番  (反スポーツ的行為)


▼選手寸評

[私撰MVP]
●佐野 克彦 (1年・CB)
 スピードがあるので裏に走られようが、ゴール方向に向き直す際に追い付いてしまう。ラインを上げるためには不可欠なCB。コンタクトに強いため、無理にドリブルで突っ込んでくれば体ごと潰してしまう。1対1の地上戦は、全く安心してみられた。

[私撰MIP]
●高野 美臣 (2年・CB)
 常に声を張り上げ、球際の勝負にも激しく、積極的に中盤に上がって試合も創る。というか、美臣が絡まらないと組み立てもできなかった不甲斐ない前半のチームの中で、孤軍奮闘。ムラがあり、特にスピード勝負で遅れをとる場面もあったが、鋭い読みで補っていた。

●柴田 和也 (2年・左SH→右SH)
 左サイドのユーティリティー性は小泉に譲ったが、右サイドで即興性の溢れた絶妙なトラップ・リフティングと、ボールと一体感あるテクニックを披露。クロスだけでなく、ドリブルからのスルーパスで1アシストを記録、プレー幅で小泉を上回った。


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04年6月13日 (日) 12:00開始 トヨタスポーツセンター第2グラウンド
 中日本ユースサッカースーパーリーグ 第2回U-17大会 クループA
 松商学園高校 対 名古屋グランパスエイトユース ※40分ハーフ

松商学園高校:            名古屋グランパスエイトユース:
−−−−−−増澤− 胡桃沢 −−−−− −−−−−−上村−−酒井−−−−−−
−−−−本間−−−−−−山口−−−− −−清水−−−−久保−−−−三島−−
−−−−−−佐藤−−荒川−−−−−− −−−−−−根津−−唐沢−−−−−−
−−宮崎−−藤森−−萩原−−横田−− −−−−内田−−森本−−三宅−−−−
−−−−−−−−金井−−−−−−−− −−−−−−−−鈴木−−−−−−−−
交代:前半29分:横田→松澤      交代:後半33分:清水→太田
   後半00分:??→佐藤康             酒井→花井
   後半25分:本間→神山

前半39分、名古屋、左から切れ込んだ清水が久保にクサビ、近くの酒井がパスを要求、リターンを渡して久保がGKとの1対1を決める。
後半30分、名古屋、松商ゴールキックを名古屋が競り勝ちクリア、追った松澤のバックパスが乱れ、久保が拾って空のゴールに流し込む。
後半40分、名古屋、左サイド太田のクロスをファーで上村?が頭で落とすと、久保が全くフリー。正面からGKの手を弾いてハット達成。

松商学園高校         名古屋グランパスエイトユース
5(2)/4(2) シュート 10(4)/11(4)
3(0)/1(0) 右クロス 6(3)/10(5)
2(0)/3(2) 左クロス 5(2)/5(1)
0(0)/0(0) 右側CK 3(0)/3(1)
0(0)/0(0) 左側CK 0(0)/1(0)
1(−)/0(−)  犯OS  2(−)/1(−)
2(1)/0(0) ファウル 3(2)/3(2) ※内側が前半/外側が後半の数字

松商学園高校 0−3 名古屋グランパスエイトユース
 得点:前半39分:名古屋・久保 裕一 (酒井 隆介 ・スルーパス)
    後半30分:名古屋・久保 裕一 ※松商のバックパスミス
    後半30分:名古屋・久保 裕一 (上村 晋平 ・ショートパス)

[個人的好印象選手]
 唐沢 旭宏 (グラ・DF) : 組み立てには不満も、しばしばスピードで振り切られたDF陣を盛んにヘルプした。
 萩原虎太郎 (松商・DF) : 強力なコンタクトで粉骨砕身。名古屋FWは終了間際以外、この壁に跳ね返された。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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