あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。皆様の益々のご健康とご多幸を、お祈り申し上げます。
2003年は、ユースが、4強(クラブ選手権)・8強(高円宮杯)・4強(Jユース杯)、Jrユースが4強(クラブ選手権)・4強(高円宮杯)と、あと二歩が足りず、悔しい思いをしたものでした。特に、それぞれ、磐田・国見・ガンバ、横浜・F東京と、優勝候補の強豪を乗り越え、次は勝てる相手と思った矢先の敗戦でしたので、無念も倍増というものです。しかし、翻って考えれば、強豪を打倒できる強さが持続できなかったことが、課題ということなのでしょう。 とはいえ、Jユース杯で浩太のいないチームが、結局、夏の強さを取り戻せなかったせいもあり、正直なところ、2003年当初はあまり期待はできないな、と思っていました。GKとストライカーの良いチームは、結果を出せるものですが、阿部や海人は前年から主力でしたし、真希も既に多くの出場機会を得ていましたので、新たな上積みとは考えられませんでした。それが、3大会全てで安定した成績(清水を上回るのは広島のみ)を収められたのは、ひとえに戦えるチームだったからだと感じています。02年は浩太のリーダーシップが光るチームでしたが、昨年は選手一人一人が、本当によく頑張っていました。一方のJrユースもポジションに穴のない、本当に良いチームでした。それだけに、タイトルを獲らせてあげたかった。 来年も、現時点での展望は、険しいと言わざるを得ません。「GKとストライカー」が抜けてしまい、来年チームを支える現2年生で、一定の出場機会を得ていたのは、枝村・村越・真司・岡村ぐらい。1年生に真希・石垣・美臣・柴田・悠輔とおり、Jrユースからは大量13人の昇格が報道されていますが、やはりチームの背骨になるのは3年生です。また、東海プリンスを戦う磐田・名古屋が、非常に充実した世代が最終学年を迎えるのも、厳しいところ。Jrユースの方も、今年の充実した3年生の選手層を前に、杉山和・田村・滝戸ぐらいしか出場機会がなく、何よりも久々にナイキカップを逃した学年というのが、痛い。それでも、昨年の予想を超えた躍進を思うと、今年も期待してしまいますけどね。
私事を話せば、昨年はオンラインでもオフラインでも、多くの人にお世話になりました。随分と多くの会場に足を運びましたが、一人で試合を見ることは殆どなかったと思います。その中で、本当に多くの人が、エスパルスの下部組織に関心を持ってくれているのだなあと、実に感慨深いものがありました。中には、台風の中で足を運んでみたり、どこにも情報の載っていない鈴与人工芝の練習試合を見に行ったりする人もいたり…。静岡、清水は、少年サッカーの土壌が育まれてるせいか、できる限り試合を邪魔をせず、せいぜい拍手を送るだけ、といった人も多いですが、選手の皆様には、暖かく見守るサポの目はかなりあることに、気づいてもらえればな、と思っています。 また、年末に、すわ、3世代制覇か?と、俄然盛り上がったせいで、(本業の)仕事の方が随分と溜め込んでいます。おかげで、未だに一部の観戦記が書き上げてませんが、何とか今週中には終わればいいなあ、と。色々、オフシーズン企画も考えていたのですが、それは旧正月企画に後回しということで。 それでは、エスパルスのユニフォームを着る全ての人に、幸多からんことを祈って。
おまけ: 筆者2003年観戦試合数:89試合 (トップ6試合、サテライト3試合、ユース31試合、Jrユース11試合、他38試合)
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