2003年10月25日(土) |
Jユース杯 予選リーグ 柏レイソル戦(A) |
03年10月25日14:00開始 柏の葉公園総合競技場 第11回Jユースカップ2003 Jリーグユース選手権大会 対 柏レイソルユース ※45分ハーフ 天候:曇、風:弱風、気温:16.3℃、湿度:71%
▼布陣 −−−−−阿部− 篠田悠 −−−−
−真司−−−−−−−−−−谷野−
−−−−−大瀧−−枝村−−−−−
−篠田大−村越−−石垣−−森安−
−−−−−−−海人−−−−−−−
控え:前田、高柳、高野美、岡村、柴田、獅子内、八木 交代:後半12分:谷野 →高野美(真司を右MF、大瀧を左MF、森安をボランチ、高野美を右SBへ) 後半26分:篠田悠→八木 (そのままFWに)
柏レイソルユース:
−−−−−菅沼−−小森−−−−−
−−−船山−−大峡−−柳澤−−−
−−−−−−−福地−−−−−−−
−須賀−−柴田−−石川−−石田−
−−−−−−−根本−−−−−−−
交代:後半36分:福地→中臺、後半41分:小森→桜井
▼試合展開 Jユースカップは、関東の試合が多くて楽だなあ、と。十分にゆとりをもって家を出て、地下鉄改札前。…あれ? あれ、あれれ? そんな財布を忘れて愉快な朝でした。いやあ、めっちゃ走りましたよ、ホント。 さて、サッカーボールがドリブルしているレイソルロードを通って、久々の葉っぱである。徒歩25分、意外に遠いよ。前に来たのは、3年前、Jユースカップで鹿島ユース相手に素敵な快勝劇を演じた時であった。しかし、今日はまだ予選リーグ、トップは日立台で、ユースは柏の葉というのは、何とも悩みの根は深い…。確かにピッチは遠いが、なかなか良いスタジアムだと思いますよ? とはいえ、日立台に慣れてしまうとねえ。
(葉っぱスタジアム。良芝。この後、デジカメの電池が切れてしまったので、写真はこれだけ(涙))
清水は、スペイン帰りの篠田悠輔が遂に登場。チーム合流して約1ヶ月半。環境の変化もあって苦労もしただろうが、元気な姿を見られて嬉しい限りだ。これまでセカンド・トップを張っていた真司が左MFに下がり、左MFの大瀧が真希の抜けたボランチに入った。他では、石垣が高柳に代わって最終ラインに抜擢。フランス遠征で真希を欠くものの、谷野も含めて1年生3人がスタメンに並ぶ(ベンチにも4人)、フレッシュな顔ぶれとなった。能力に疑いはないものの、真司の左MFや大瀧のボランチは、春先に試されてバランスを乱す場面が多く、そのあたりが修正できるかがポイントとなる。 一方の柏は、更に若く1年生4人(石田、福地、柳澤、船山)。とはいえ、石田以外はU-16代表を経験する期待のエリートである。一方、レイソル青梅から今年秋から移籍してきた(らしい)185cmのCB柴田に、トップから戻ってきた菅沼を前線に配備し、3年生6人を並べたあたりが、去年の磐田ユースとは違う強さ。石原こそいないものの、Jユースカップでは多くの3年生が引退していた過去に比べると、大きな違いだ。かなり強力な面子といってよいだろう。前線にテクニックとスピードに長ける選手がいるだけに、柳澤・福地の1年生がいかにバランスを崩さず、攻撃姿勢を保てるかが鍵となるか。
[前半] オープニングシュートは柏。村越が出し所に迷ってから出したパスを、大峡がカットして右に流れた菅沼へ。角度のない位置から狙ったが、海人が問題なくキャッチする。しかし、5分も過ぎると新布陣故の硬さも徐々に解けてゆき、6分にはスローインのボールを追った悠輔が、抜け目なく左CKを奪う。枝村がファーに合わせたボールを石垣が折り返すが、これは柏DFがクリア。しかし、素早くカバーした大輔が、右へと展開する。7分、谷野が上げたアーリークロスをCB柴田がかぶると、裏にいた阿部の元へ。悠輔と2人、フリーだったが、エースの阿部は当然、自らシュートを選択。GK手前でワンバウンドする、低く重いシュートだったが、GK根本、慌てずに抑えた。 その後、清水は流れを掴む。枝村を軸とした中盤と連動した高いDFラインでプレスを仕掛けて、柏の高速2トップを封じ込めた。真司の位置取りの悪さから、何度も清水の左サイドに起点を作られるが、村越・石垣が制空権を完全に掌握、破局を招かなかった。鋭い突破を持つ船山を走らせなかった谷野・森安は、隠れた貢献者であっただろう。だが、清水の方もMFに下がった真司が周囲との連携を欠き、支配率で上回って押し込みながら、要所でミスが出て押し切ることができない。 14分にこそ、悠輔が奪った右CK、大瀧の蹴ったボールに密集地から離れて近寄った悠輔が頭を捻って、テクニカルなバックヘッドがファーに外れるチャンスがあった。だが、流れの中では、10分、柏の左CKを森安が跳ね返した速攻から、谷野がチェンジサイドを真司がダイレクトで更に折り返そうとして失敗するなど、好機を掴めない。とはいえ、柏も19分に船山がミドルを放つぐらいで、好機は20分に右サイド(清水の左)から須賀が蹴ったFKをファーで折り返した場面ぐらいで、それもGK海人に遅れて石川が衝突し、清水ベンチが激昂するだけで終わった(結局、カードはなし)。
それでも中盤で優位を保つ清水は、徐々に押し込む時間が長くなり、21分には悠輔のポストを真司が再び前へクサビを入れて、阿部が右にチェンジサイド。サイドに張った谷野が受けると、その内側を追い越した森安に渡って25Mミドルを狙ったが、枠の上に外れる。続いて22分、枝村のダイアゴナルフィードを真司が大輔に戻したところで、石田がファウル。PA左横の位置から枝村のFK、ファーポスト付近で石垣が叩き落としたが、コースはなくGK正面。そして27分、中盤左サイドから篠田がスローインを入れると、受けた枝村が真司に戻し、それを下がってきた阿部へとクサビ、阿部が体勢を崩しながらも再び戻したボールを、受けた真司が軽く横に叩いて?、枝村?が左サイドラインを沿わせるスルーパス。以上、5つ(4つ?)のパスが全てダイレクト。あまりに速すぎて観客席の筆者すら追い切れず(苦笑)。当然、フィールド内の柏選手が追い切れずはずもなく、いつの間にか俊足を飛ばしていた大輔が完全フリーで抜け出して、左クロスを送った。だが、中央には弟の悠輔が待つだけでファーに流れると、谷野がそれに詰めたが、交錯してファウルを犯してしまう。 この後は清水も攻め疲れ、時間も30分を過ぎて中盤にスペースができたため、柏の高速アタックも少しずつ脅威の片鱗を見せたことで、暫く膠着した展開が続いた。だが、再び流れを掴んだのは清水。39分、中盤左サイド、乱れたパスを大瀧がスライディングして繋ぐと、クサビに入った阿部が反転してゆっくりと溜めながら、サイドライン際にスルーパスを送る。そこに真司が抜け出してPA左角まで持ち込むと、対応した石川の虚を突く股抜き左クロス。そこに悠輔が走り込み、GKと1対1に。素早く低く重いシュートを放ったが、同様に素早く距離を詰めていたGK根本が正面。だが、ここまでで、最大の決定機であった。
その後、互いにファウルの多い時間帯が続くが、やはり先に清水が好機を掴む。43分、左に張った真司から、中央へ40M級ダイアゴナルフィード。悠輔が巧くDFの前に体を入れ、戻りながら受けるが、パスが厳しくてポストが乱れる。が、すぐさま大瀧がフォローし、今度は逆サイドの右に展開。そこに流れた阿部、向き直して縦に突破し、悠輔を目掛けてクロスを入れると、柴田のクリアが乱れてオウンゴールかとヒヤッとしたが、CKに逃れる。 44分、枝村の左CK。またも競り勝った石垣がファーで折り返すが、DFが跳ね返して柏の速攻。清水陣内中央で菅沼が谷野と大輔に囲まれながら受けると、いち早く大峡が飛び出し、2対2に。大峡には大輔が付き、菅沼は一気に40Mを突破する。しかし、谷野も最後まで追い縋って、左サイドに開かせながらゴールライン際で間合いを詰めた、かに見えたが、菅沼は半身ズラしてループ性の左クロスを送る。すると、大峡がいつの間にか大輔のマークを外しており、振られた海人は反応が追いつかず、軽くジャンプして頭で押し込んだ。0−1。前半は柏に全く決定機を作らせず、シュートも菅沼のオープニングシュートと船山のミドルが2本だけでだっただけに、CK崩れからの、非常に悔やまれる時間帯での失点となった。 その後、もう一度、大瀧の右CKがあったが、簡単にニアで跳ね返され、前半終了。7度のCKを生かせなかったのも、痛かった。
柏 清水エスパルス 4(2) シュート 5(3) ○阿部、×悠輔、×森安、○石垣、○悠輔 6(1) 右クロス 5(2) ○谷野、○森安、×森安、×大瀧、×阿部 2(1) 左クロス 3(1) ×真司、×大輔、○真司 0(0) 右側CK 4(1) ×大瀧、○大瀧、×大瀧、×大瀧 2(0) 左側CK 3(2) ○枝村、×枝村、○枝村 1(−) 犯OS 1(−) 阿部 10(−) ファウル 9(−) 村越、谷野、村越、悠輔、谷野、枝村、阿部、枝村、森安
[後半] 後半は東福岡戦同様、追う清水がいきなり決定機。1分、右に開いた谷野を再び森安が内側から追い越し、そのままPA内へ侵入を図るが、これは柏の包囲網に跳ね返される。だが、フォローしていた枝村が、ルーズボールに足を伸ばして粘ると、谷野がそれを拾ってアーリークロス。PAややニアで悠輔が頭で合わせるが、僅かに合わず。だが、それが上手くスルーとなり、阿部がフリーになる。10Mもない至近距離でワントラップボレーを放ったが、咄嗟に距離を詰めたGK根本がコースを完全に塞ぎ、ゴールを許さない。 その後、またも潰し合いになり、柏の攻勢は許さないものの、阿部のミドルや、枝村の2人抜き20M突破など、清水の攻撃も単発。ここで築館監督は思いきった手を打つ。谷野に代えて高野美臣を入れると、ボランチに森安を上げ、右は真司−美臣のコンビに。枝村をより攻めに絡ませること、大瀧を使ってサイドに起点を作ることを狙った采配だと思うが、真司のポジションチェンジに伴って、今度は右サイドに柏の起点を作られることになる。 それでも暫くは破綻するには至らず、特に悠輔は次第に連携を深め、攻撃に絡む。18分、中央に入った大瀧が戻したボールを、入れ替わって左に位置した悠輔がまずトラップでマーク1人を交わすと、急にスピードを上げて更に1人を抜き、いつの間にかシュートエリアに入って強烈に低いシュート。GK根本の好守に阻まれたが、全くフカす気配がないのが、なんだかとってもエスパニョーラ。
だが、23分、バイタルエリアから大峡が叩いたボール、左スペースにフリーで走り込んできた船山がシュートを放ち、ニアに外れる。これが後半初シュートだった柏だが、シュートを契機に船山が復活し、清水の右サイドは破綻を迎える。しかし、築館監督はその修繕には動かず、篠田悠輔をベンチに下げる。恐らく、試合前から予定していた交代だと思うが、阿部と共に前線で起点を作っていた悠輔がいなくなり、破綻は拡大することになる。MFとしては独善的な連携が目立っていた真司をFWに上げ、中盤に岡村か獅子内、柴田を入れた方が良かったと思うのだが…。 26分、須賀のファウルで右サイド角度60度、距離40MほどからFK。大瀧は直接PA内に合わせるが、跳ね返されると、またもセットプレー崩れから柏の速攻。チェンジサイドしたボールを船山が受けて、左から斜めに突破を仕掛けると、それを追い掛けた大瀧が後ろから手を掛けて、主審の笛。船山が倒れたのはPA内だったが、ファウルの反則時点はPAのギリギリ外という判定に、会場からはブーイング。左75度、清水は全員で壁を作るが、小森の狙った低いFKに脆くもすり抜けられて、ボールはゴール右隅に。だが、守護神海人が超反応を示し、キャッチに成功する。 しかし、清水の組織的なプレスは右サイドの破綻が波及、全体に散漫なものになる。29分には菅沼に左サイド(清水の右)から突破され、クロスは石垣が跳ね返すが、スローインから今度は須賀が左クロス。ファーに流れると、大峡が大輔を抜いて右から折り返すが、村越が際どく競り合って跳ね返す。更に32分、清水陣内左(清水の右)に捌かれたボールを船山が受けると、一気にスピードを上げて真司の軽いチェックを振り切り、突破。PA内へ侵入するが、後追いになった美臣が後ろからスライディングを仕掛ける。ボールを狙ってはいたが、バックチャージで倒れた選手に非があるはずもなく、主審は今度こそPKを指示。船山が縦に抜けた位置は角度がなく、わざわざバックチャージの危険を冒したのは、焦りがあったとしか思えなかった。船山一度ボールをセットしたが、ベンチの指示でキッカーは菅沼。海人の逆の右のサイドネットにキッチリと決めて、大きな追加点を奪った。0−2。
その後は気落ちした清水(トップの悪い癖が伝染してしまった…)を海人が怒りのコーチングをするが、甲斐なく一方的な柏の攻勢が続く。余りあるスペースに柏の高速アタックが炸裂し、35分に小森が(ハンドで清水のFKに)、36分に菅沼が(シュートも海人がキャッチ)DFラインの裏に抜ける好機を得た。37分にも、左に流れた菅沼に美臣が釣られ、その裏に中台が走り込んで小さく中に戻したボールを、再び菅沼が合わせたが、ゴールを横切ってファーに外れる。 40分、清水は最終ラインで組み立て直し、村越が低く速いボールを中央から縦に入れると、ポジションを変えていた大瀧が戻りながら左に叩く。入れ替わっていた八木が受けるが、厳しく囲まれて振り向けず、下がりながらも粘って何とか枝村へと渡す。中盤でフリーの枝村、タイミングを図ると左足で30Mスルーパス。両CBの左から抜け出した阿部が追う石川をものともせず、角度30度15Mから左足一閃。これが完成された阿部の得点の形。鮮烈に右サイドネットに決まり、1−2。全く声もなく、静まりかえる会場。阿部は決まることがさも当然と、すぐに転がるボールに走り寄って拾い、センターサークルへと戻した。
そこからの時間帯は、素早く清水陣内コーナー付近にボールを運んで時間稼ぎする柏と、素早くPA内に放り込んでパワープレイを試みる清水という構図に。42分に枝村のスルーパスに篠田がオーバーラップ、左クロスに阿部と競り合いながら石川がCKに逃げた場面以外では特に好機もなく、柏が逃げ切るように思われた。しかし、ロスタイムも2分を過ぎた頃、柏が中盤センターサークルでファウルを犯して、FK。これが最後とばかり、清水は全員が上がって捨て身の攻撃を仕掛ける。大事なキッカーを任せられたのは、枝村。角度は正面で、合わせるボールを蹴るには非常に難しい位置だったが、50Mキックは低く、しかし柔らかい軌跡を描いて、PA内やや左寄りで誰よりも高かった石垣にピタリ。巧みに頭ですらして狙った同点シュートは、だが僅かに枠上に外れた。 その後、やや時間はあったが動きなく、タイムアップ。今年のJユースカップは2位抜けを狙えない(2位となった7チーム中、成績上位の5チームのみが決勝トーナメントに進めるのだが、激戦区であるグループDでは潰し合いになる可能性が高い)ことを考えると、既に横浜相手に1勝1分と勝ち越した柏に負けたことで、早くも厳しい状況に追い込まれてしまった。
柏 清水エスパルス 8(5) シュート 8(3) ○阿部、×阿部、×阿部、○悠輔、×阿部、◎阿部、×阿部、×石垣 3(1) 右クロス 2(1) ○谷野、×美臣 4(1) 左クロス 6(0) ×大瀧、×大瀧、×大瀧、×大輔、×枝村、×大瀧 1(1) 右側CK 1(0) △大瀧 1(0) 左側CK 3(0) ×枝村、×枝村、×枝村 1(−) 犯OS 0(−) 8(−) ファウル 9(−) 谷野、阿部、石垣、村越、大輔、大瀧、美臣、村越、真司
▼試合結果 清水エスパルスユース 1−2 柏レイソルユース 得点:前半44分:柏 ・大峡 浩 (菅沼実 ・左クロス) 後半32分:柏 ・菅沼 実 (PK) 後半40分:清水・阿部文一朗(枝村匠馬・スルーパス) 警告:後半23分:清水・篠田大輔 (ラフプレイ) 後半31分:柏 ・柴田慎吾 (反スポーツ的行為) 後半32分:清水・高野美臣 (反スポーツ的行為) 後半38分:清水・村越大三 (反スポーツ的行為)
▼選手寸評 [私撰MVP] ●枝村匠馬 90分出場:クロス1(左1) 春先の好調以来、久々に良い枝村を見た。まだ潜在能力60%ぐらいだが。大瀧と組んだため、守備の負担から低い位置取りになったが、少しぐらい負荷過剰の方が、持てる力を出し切れる気がする。最終ラインのカバーから中盤のフィルター役と守備を怠ることなく、左右への捌きも視野・精度共に水準以上だった。
[私撰MIP] ●石垣勝矢 90分出場:シュート2(枠内1) 展望記事で「チームで空中戦最強」と煽ってみたが、その通りに両ゴール前で制空権を握ってみせた。連携面でぎこちなく、細かいパスミスや無駄にスペースを作ってしまう場面もあったが、個人で見れば地上戦1対1でも柏の高速ドリブラーを抑えている。継続して起用してほしい人材。
●阿部文一朗 90分出場:シュート7(枠内3、得点1)、クロス1(右1) まだできるとは思うが、菅沼同様にこのレベルでは別格。本来の高さや裏に抜ける速さだけでなく、サイドに開いてドリブル突破で起点を作り、下がってクサビを受ければスルーパスやチェンジサイドにセンスを見せた。北嶋に裏を狙わせるぐらいなら、トップでも阿部を使った方がマシ(浩太との相性も良いし)。
[番外] ●篠田悠輔 71分出場:シュート3(枠内2) 大いに注目された篠田悠輔だが、結果だけ見れば平凡な内容。185cmの柴田と181cmの石川相手に、コンタクトに弱さも見せた。何かが特に優れているわけではないのだが、要所を見ると、ピタリと足下に収める的確なトラップ、ドリブルの独特な間合い、動きながらのタッチの柔らかさ、小さな振りから低くて重いシュートと、実に面白い。プレーに緩急があり、サボるところはサボって要所でキレを増しすこと、全てのプレーがゴールに向かっていることなど、日本人では珍しいとってもストライカー。なんだかんだで悠輔がベンチに退いた後は、流れは柏のものになっている。
[個人的好印象選手(相手方)] 菅沼実(3年):このレベルでは別次元のスピードを持った選手。まあ、当然だが。 大峡浩(3年):前半は目立たなかったが、得点後はキレキレに。気持ちよさそうにプレーしてた。
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