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2003年09月28日(日) 高円宮杯 滝川第二高校戦

03年09月28日12:00開始 藤枝市総合運動公園サッカー場
 高円宮杯 第14回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
 対 滝川第二高校 ※45分ハーフ

▼布陣
−−−−−真司−−阿部−−−−−

−大瀧−−−−−−−−−−谷野−

−−−−−真希−−枝村−−−−−

−篠田−−高柳−−村越−−森安−

−−−−−−−海人−−−−−−−

控え:前田、石垣、高野、上埜、岡村、柴田、獅子内
交代:後半23分:谷野→柴田(そのまま右MFに)
   後半36分:篠田→高野(そのまま左SBに)

滝川第二高校:

−−−木島−−瀧原−−橋本−−−

−−−−−−−新井−−−−−−−

−中根−−−−山道−−−−柏木−

−−−山上−−中杉− 長谷川 −−

−−−−−−−上杉−−−−−−−

交代:後半07分:橋本→岡崎、後半24分:木島→芝崎、後半38分:山道→小川


▼試合展開

 実家から行く高円宮杯2日目。弟に録画させたスルガカップのVTRに、キックオフの録画を追加して、東進。昨日と違って片道約1時間と余裕があるため、バスで行こうと開始1時間半前に藤枝駅に着いたが、コインロッカーに荷物を入れてバス停に向かうと、次のバスは30分後。意味ないじゃん。結局、今日もタクシーに乗る。今日は入口で高円宮杯スペシャルキーホルダーをゲット。これは嬉し…くもないが、何でも昨日ももらえたらしい。先着100名様とかなのだろうか。殆ど特典効果はなさそうだが。
 相変わらず素晴らしい藤枝市総合運動公園サッカー場だが、連戦でやや芝の荒れも目立つ。とはいえ見た目の問題で、ボールの転がりに殆ど影響はなさそうだ。晴天ながら、昨日より幾らか暑く、第二戦の札幌−国見の試合では芝生・スタンド関係なく、豪快な格好で居眠りする観客が続出した。だが、何よりも違うのは来場者の数。昨日の倍、1000人は越えたのではないか。トップや選手権の試合と重ならなかったのも大きいだろうが、やはり昨日の試合が県内で大々的に報道されたのが大きかろう。スポニチなどは、デカデカとブンの写真を載せ、トップの記事を数倍する量であった(笑…ごとじゃないんだが、本来は)。

 清水は連戦に関係なく、昨日と全く同じ布陣。後半は半ば流し気味であったし、それほど問題にはなるまい。少数主義故に、致し方のないところもあるが。一方の滝川第二高校こと「滝二エスペランザ」は数十名の部員を抱える強豪校のメリットを活かし、大きくメンバーを変えてきたが、

(スタメン表に基づく予想)    (実際)
−−−−−新井−−瀧原−−−−− −−−木島−−瀧原−−橋本−−−
−−−木島−−−−−−橋本−−− −−−−−−−新井−−−−−−−
−−−−−山上− 長谷川 −−−− −中根−−−−山道−−−−柏木−
−中根−−山道−−中杉−−柏木− −−−山上−−中杉− 長谷川 −−
−−−−−−−上杉−−−−−−− −−−−−−−上杉−−−−−−−

 試合前にスタジアムにアナウンスされたポジションは4−4−2、ところが実際に始まってみると3−4−3。ポジションも事前に発表されたのと違う位置にいたりして、清水サイドを(観戦者も)混乱に陥れた。ちょっとずっこいぞ、黒田監督(苦笑)。一方で滝二は昨日に続いて、DFの要である183cmの河本がベンチからも外れ、本来ボランチの中杉をリベロに置く最終ラインの平均身長は172cm。対空防衛能力に大きな不安を抱えて、「ESPダービー」に臨むことになった。




(試合前の整列、そして集合写真。集合写真は後列が左から海人、森安、枝村、高柳、阿部、谷野。前列が同じく左から、村越、篠田、真司、真希、大瀧。ブンちゃんの笑顔が輝いてるぜ!)



[前半]
 前述した通り、序盤の清水はメンバー表とポジションの違う相手に戸惑い、マークを離す場面が目立つ。ただでさえ国見戦の後半でも相手を混乱させたこの布陣は、サイドの高い位置で数的有利を作るのが容易であり、トップ下の新井も絡みながら細かいパスで清水を崩しに掛かると同時に、清水のSBの攻め上がりを萎縮させる効果があった。
 1分、自陣左で山上が阿部と競り合ったボールを木島が拾って前へ、クロスを瀧原が頭で合わせて、オープニングシュートは滝二が記録する。その後は中盤の潰し合いが続き、対する清水の初シュートは8分の高柳のミドルであった。だが、これで清水が流れを掴んでお家芸のサイドアタックを仕掛け、9分に谷野の右クロスに阿部が、11分に篠田の左クロスにファー(右)で大瀧が(!)、合わせる場面を作る。
 このあたりで序盤のようなマークの混乱はなくなったが、12分に純粋に1対1の勝負で森安が木島に突破され、左クロスを瀧原が足で合わせる場面を作られる(当たり損ね)。これで再び拮抗した潰し合いになり、ファールが増えるが、17分の新井のミドル(GK正面)で流れは滝二に。19分、瀧原と木島の連携で左サイドから崩すと、20分、新井がPA左角外から突破を仕掛けるが、村越がフェイクに我慢して進路を塞ぐと、左に切り返したところでトラップが大きくなった、…と思わせて、駆け込んだ木島に。森安はまたもマークを離してしまい、フリーで縦に抜け、ゴール至近距離をフワリを抜ける左クロスを送る。GK海人は見送らざるを得なかったが、落下地点に素早くカバーした篠田が頭で跳ね上げ、辛くもCKに逃れた。新井の右CKはニアでカット。
 その後、久々に海人がPA内で相手プレスを切り返しで交わすファンタジーを見せ、ロングフィードを受けた大瀧から枝村とのコンビネーションで最後は枝村が裏に抜けたが、GKの飛び出しが一歩早かった。一進一退の攻防の中、今日も給水休憩で一区切り付くことになった。清水はSB、特に森安が防戦一方で攻め上がれないのが足枷になっていたが、それでも実力派両ボランチを軸に中央突破を図る展開の幅を見せ、五分に対抗していた。

 給水後、最初の好機を掴んだのは、今日は相手の滝二であった。山道の右アーリークロスを村越が跳ね返すが、これを拾った瀧原に粘られ、戻して中根のシュートは枠上。しかし、ちょっとした休憩が緊張を緩める効果は確実にあったようで、清水も好機を得る。28分、相手の安易な縦パスを読んだ大瀧がハーフラインを越えながらカット、勢いのままクサビを阿部に当て、自らも左スペースへと攻め上がる。阿部はそこへダイレクトで叩く、…と見せて巧みなトラップで背負うマークの裏にボールを送り、自らも急速反転してこれを突破。フリーでPA手前まで持ち込むと、狙い澄ましてシュートを放つ。強烈なボールがゴール右に決まって、清水が先制した。1−0。
 しかし、滝二はこれも既定路線とばかりに、動じずに中盤の潰し合いを続ける。清水は36分、真希の左サイドのドリブルは止められるが、相手のパスを奪われた真希が食いついて軌道を変えて枝村がカット、大瀧とのワンツーで前に出た枝村からのダイアゴナルフィードで谷野が抜け出し、右クロスに真司が頭で合わせたが、頭というより顔に当たってしまい、威力なし。だが、理想とする複数が長短のパスで素早く絡む展開が出たことで、清水の圧力は強まる。
 続けて38分からの展開は、実に厚みがあった。村越が奪って縦の枝村に送ると、枝村から縦に大瀧、戻して枝村、左に捌いて篠田からアーリークロスに対して大砲の弾丸のように阿部が突っ込むが、GKが何とか間に合う。だが、GK上杉のキックを素早く奪い返し、クサビのパスを阿部がアウトサイドキックで右サイドに綺麗に(!)流す。走り込んだ真司が更に左足アウトサイドキックで前に流そうとのオサレな試みは失敗するが、敏速にフォローした谷野が奪ってDFから奪いながら抜け出し、速い右クロスを送ったが、DFに跳ね返される。しかし、このセカンドボールも真希がPA外で拾い、ペナルティーアークの大瀧?とのパス&リターンで裏に抜け、強烈なシュートを放ったが、クロスバーが滝二の失点を防いだ。だが、清水の攻撃はなおも続き、篠田の左クロスはDFが跳ね返すが、そのこぼれから滝二がたまらずファウル。大瀧のFKは跳ね返されるが、谷野が拾って単身右サイドを抉り、クロスをニアで阿部が頭で叩き落としたが、右に外れた。

 しかし、この攻勢が潰えたことで、先に清水が緊張の糸を切ってしまったようだ。粘り強くこの時間帯を耐え抜いた滝二は、42分の速攻から橋本が上げた右クロスで反撃開始。ファーで森安がタッチに逃げたが、スローインの際にまたも木島へのマークを離してしまい、木島のクロスを逆サイドで橋本が折り返すが、今度は村越がCKに逃れる。新井のショートコーナーから中根の上げたクロスは枝村がゴールラインにクリアして、やり直し。すると、意表を突いた地を這う速いキックが、正確にPA内ゴール10Mでフリーの瀧原の足下へ。ところが、瀧原はこれを外してしまう。
 だが、これは次の場面の練習に過ぎなかった。ロスタイム、森安と対峙する木島から、内側から追い越した中根へとパスを渡ると、谷野が前に回り込む間に左サイドに流す。すると、森安がまたまた木島を離してしまい、単身ゴールライン際、PAの僅かに外まで持ち込んで速く低いクロス。今度は3Mもない至近距離で、再びエース、瀧原。会場からも「決まった!」と声が出たほどの決定機だったが、機敏にキッカーを察知していた海人は、ポジション修正済み。インサイドで狙ったはずのキックを正に真正面で「キャッチ」し、二次攻撃すら許さなかった。
 素直な攻撃では、海人には通用しない。ある意味、失点以上に大きなプレッシャーを滝二に与えて、前半を折り返した。

滝川二       清水エスパルス
6(3) シュート 7(2) ×高柳、○阿部、×大瀧、◎阿部、×真司、×真希、×阿部
3(0) 右クロス 6(3) ×真司、×森安、○谷野、○谷野、×谷野、○谷野
10(4) 左クロス 4(1) ○篠田、×阿部、×篠田、×篠田
1(0) 右側CK 1(0) ×大瀧
2(1) 左側CK 2(1) ○枝村、×枝村
1(−)  犯OS  1(−) 阿部
7(−) ファウル 12(−) 阿部、大瀧、枝村、谷野、大瀧、阿部、枝村、谷野、阿部、村越
               村越、村越

[後半]
 開始早々1分、真希が自陣左サイドでヒールパスの当たり損ねというオサレミスで瀧原にボールを奪われ、右クロスに163cmの新井が飛び込むという危機を迎える。頭を掠めただけで終わったが、新井と瀧原がの役割が逆ならば、決定的な場面であった。だが、その直後の2分、大瀧が柏木に倒されて得たFKを、ほぼ中央、距離30Mはある位置から真希が強烈、だが激しく曲げて落ちるキックで滝二ゴールを脅かし(GKセーヴ)、素早く汚名は返上した。
 その後は前半同様、潰し合いの時間が続き、5分、清水陣内での木島のファウルで得たFKを、倒された森安が大瀧に正確にチェンジサイド。計ったようなスルーパスを大瀧が送ると、追い越していった篠田がライン寸前で追いついて、ダイレクトで左クロスを上げる。が、これは味方が追いつかず、ファーに流れた。しかし、滝二のスローインは枝村がカット、PA右角手前の真司とのワンツーで横に動き、今度はPA内の阿部へと縦にクサビ。阿部が柔らかく右横裏に返すと、そこに枝村が抜け出してGKと1対1に。以上、ここまで全てダイレクトプレー。そして枝村は憎らしいほど冷静に、得意の左足アウトサイドフックでスライドしてGKを外すと、ガラ空きのゴールに左足で押し込んだ。2−0。片手を突き上げて、誇り高らかなゴールパフォーマンス。
 拮抗したバランスを大きく崩す2点目に滝二は動揺したのか、8分に相手陣内深くからのスローインで、大瀧が投げ戻す。すると真希は相手プレスが遅れを確認、意を決してドリブルを開始する。PA外で行方を遮る相手を内に切れ込んで交わすと、PA内で次の相手を今度は縦に弾んで方向転換、そこを塞ぐ相手に再び内に跳ねてGKへの至近距離に達する。小さな振りから強烈なシュートを放つが、188cmの巨体を倒した上杉がブロック、だがリバウンドの先にいた阿部が、トラップで殺到するDF1枚交わす余裕を見せて確実に押し込み、3−0。阿部と真希は抱き合って喜びを分かち合い、続けざまに決定的な3点目が決まった。

 安全圏に逃げた清水に追いすがろうと、滝二は強引に攻める。12分の瀧原のミドルは枠外、14分に左から新井のFKのクリアを再度PA内に蹴り込み、後ろからのボールを中杉が合わせたが、これも枠外。清水は14分に海人のキックが滝二ベンチを直撃して相手をビビらせようとするが(笑)、むしろ近くにいた大瀧を驚かせただけで終わる。すると17分、新井が左に捌いたボールを木島が森安を背負って受けると、左回転して振り向きながらシュート。だが、海人がコースを見切って正面で受け止めた。滝二は焦りからか前半のショートパスが失われがちで、強引な突破やミドルは成功してるように見えて、清水DF陣に確度を落とされていた。
 滝二の攻勢を凌いだ清水は21分、真希が奪い、受けた枝村がスルーパス。左サイドに真司が抜けてクロスを送ったが、ファーに流れる。だが、谷野がフォロー、後ろに戻して再び枝村が受けると、クロスを上げるキックフェイントを見せながら中央へとスライドして、阿部へとクサビ。ダイレクトでPA外左45度に戻すと、フリーで篠田が駆け込んで30Mミドル。反応した者はいなかったが、ゴールの左角がシュートを跳ね返した。一方の滝二は24分、中根が中盤を持ち上がり、ボランチの間を通して中央の新井へとパス。ラインブレイクが遅れたが、ミドルを狙った時にはブロックが間に合う。だが、近くの瀧原が拾い、標的を定めて再度ミドルを放ったが、唯一空いていたコースには海人が満を持して構えていた。余裕の有無が、両者の意外性の有無となっていた。
 滝二はそれまで幾度と無くサイドを切り裂いていた木島を24分に交代。確かに疲れは見えていたが、結果としてこれが強引な攻勢をも終わらせてしまうことになる。29分に森安が新井を止めて縦に送ると、柴田が中根を交わして突破、チェンジサイドから枝村→真希→大瀧と繋ぎ、一人抜いて左クロス(DFクリア)と久々に小気味よい展開。さらに30分、真司の左クロスはマークに引っ掛かってクリアされるが、枝村がセカンドボールをカット。すぐに斜め右に入れると中に入ってきた柴田がDFの裏でクサビになり、即座に更に右へと叩く。そこに柴田と入れ替わっていた阿部が、PA内右40度から痛烈なシュート。ゴール左に決まって、阿部は連日のハットトリックを達成する。4−0。

 ほぼ完全に試合が決まったことで、その後は何とも言えぬ気怠い雰囲気となる。単発攻撃とその潰し合いが続き、39分の滝二・芝崎のドリブルシュート、40分の清水・枝村から阿部のミドルがあった程度。そうした中、41分、滝二の裏を狙ったフィードをカバーした高柳の前方フィードが、巨漢瀧原の体に妨げられる。慌てて反転する高柳を尻目に、そのまま前進した瀧原が拾い、PA内でシュートに行くが、高柳のスライディングが何とか間に合い、左CKとなる。新井がほぼ中央に海人が出られない速いボールを送ると、中央でマークを外した岡崎がテクニカルなバックヘッドを放ち、4−1。
 この失点で清水は気を取り直したのだが、どうも空回り。42分にセーフティーリードにも関わらず、森安がラフプレーで警告を受け、44分に阿部のプレスでルーズになったボールを真司が拾い、PA右端から20Mダイレクトループを狙うオサレプレーは、大きく枠を外して観衆の溜息を誘う。最後は左コーナー付近で大瀧と真希が相手のファウルを誘いながら時間稼ぎをするが、奪われたのを逆ギレして後ろから引っ掛け、今度は大瀧に警告。
 試合のクロージングには失敗したが、何はともあれ内容を伴う2連勝で、最終戦を待たずに決勝トーナメント進出を決めた。国見戦か決勝トーナメント初戦か、どちらに注力するかは難しいところだが、この年代の雄たる国見高校との一戦は楽しみである。

滝川二       清水エスパルス
8(4) シュート 9(5) ○真希、◎枝村、○真希、◎阿部、×篠田、◎阿部、×柴田
               ×阿部、×真司
1(1) 右クロス 0(0)
2(0) 左クロス 6(0) ×篠田、×阿部、×真司、×大瀧、×真司、×真希
2(1) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 1(0) ×枝村
1(−)  犯OS  6(−) 枝村、真司、阿部、阿部、阿部、真希
13(−) ファウル 14(−) 森安、森安、大瀧、阿部、村越、大瀧、阿部、真司、村越、森安
               柴田、大瀧、森安、大瀧




(試合を終えて戻るイレブンに拍手を送る観客、その観客に挨拶する選手たち。内容の伴った見事な勝利であった)



▼試合結果
清水エスパルスユース 4−1 滝川第二高校
 得点:前半28分:清水・阿部文一朗(大瀧義史・前方フィード)
    後半05分:清水・枝村匠馬 (なし)
    後半08分:清水・阿部文一朗(なし)
    後半30分:清水・阿部文一朗(柴田和也・ポストプレー)
    後半41分:滝二・岡崎慎司 (新井俊樹・右CK)
 警告:後半42分:清水・鈴木真司 (ラフプレー)
    後半44分:清水・大瀧義史 (ラフプレー)


▼選手寸評
●阿部文一郎 90分出場:シュート6(枠内4、得点3)、クロス2(成功0、左2)
 競り合いでの粘り勝ち、スルーパスから1対1、クロスへの飛び込み、ドリブルシュート、こぼれ球の押し込み、右45度ミドルと、多彩なゴールパターンを見せた2日間だった。シュート以外でも、ゴール前で体を張ったポストに良く、サイドに開いて突破してチャンスメイクも良く、正に絶好調の趣がある。
 
●山本海人 90分出場:被シュート14(被枠内7、失点1)
 海人と言えばふぁんたじーあだが、この日は渋い判断の良さが光った。毎度ながら「○○、縦を切れ!」などの具体的なコーチングで守備陣を巧みに操り、闇雲に奪うのではなく、攻撃の確度を落とさせていた。枠内シュートを7本打たれながら、横っ飛びすることが殆ど無かったことが、それを証明している。

●篠田大輔 81分出場:シュート1(枠内0)、クロス4(成功1、左4)
 この日の大瀧は中に絞ってトップ下的な動きをすることが多かったが、篠田がサイドを長い距離を走ってカバーし、攻撃の幅を狭めることがなかった。守備では対面をほぼ完封、加えて中央へのカバーリングを怠ることもなく、影に形に攻守を支え続けた。

個人的好印象選手:木島悠(2年)、新井俊樹(3年)


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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