2003年07月13日(日) |
サテ:サテライトリーグ 湘南ベルマーレ戦 |
Jrユースの東海大会決勝に行く予定が、香港来客に際してどうしても仕事が片づかず、急遽取り止め。午前中は会社に向かい、一段落つき次第、平塚へと向かった。結果、ドタキャンとなってしまった友人方々には、本当に申し訳ない。 会場は小雨交じりにもかかわらず、300名ほどだろうか、かなりの人数が集まった。私の見た限りでは、大木監督、望月強化育成本部副本部長、主将のアレックスの姿も。他にも、湘南の選手が何人もいたらしい(私の見た限りだと、坂本・小林)。会場の写真は何枚か撮ったのだが、PCのハードディスク故障により全てお釈迦(涙)。
--- 03年07月13日15:00開始 2003 Jサテライトリーグ Bグループ 対 湘南ベルマーレサテライト ※45分ハーフ
▼布陣 −−−−−平松−−北嶋−−−−−
−鈴木隼−−−−−−−−−太田−
−−−−−吉田− 杉山浩 −−−−
−村松−−平岡−−高林−高木純−
−−−−−−−真田−−−−−−−
交代:後半00分:真田雅則→羽田敬介 (そままGKに) 後半00分:杉山浩太→田中大輔 (そのままボランチに) 後半00分:吉田康弘→津田和樹 (隼人をボランチ、純平を左MF、津田を右SBへ) 後半23分:北嶋秀朗→塩沢達也 (そのままFWに) 後半34分:平松康平→阿部文一朗(そのままFWに)
湘南ベルマーレサテライト:
−−−−−戸田−−石原−−−−−
−−−−−−−永里−−−−−−−
−中嶋−−田辺−−西川−−石田−
−−−時崎−−照井−−渡部−−−
−−−−−−−船津−−−−−−−
交代:前半20分:西川→吉野、後半04分:中嶋→鶴見、後半10分:永里→サントス 後半25分:照井→杉本
▼試合展開 [前半] 00分:相手のロングフィードを悠々キャッチした真田は、素早く右の純平へ。2タッチ目で柔らかく縦にフィードを送ると、北嶋が裏を取り、追い縋るDFを体でブロック。その間に快速を飛ばして太田が追い越し、パスを受けて右クロス。これはファーに流れたかに見えたが、飛び出した隼人が左足インサイドで的確に合わせると、中央でダイレクトゴーラー平松が美味しくゴールを頂戴した。1−0。
湘南 清水エスパルス 6(3) シュート 7(4) ◎平松、×村松、×吉田、○隼人、○平松、×北嶋、○浩太 4(2) 右クロス 7(1) ○太田、×太田、×太田、×純平、×吉田、×純平、×純平 2(1) 左クロス 4(2) ◎隼人、○純平、×村松、×隼人 1(1) 右側CK 2(0) ×隼人、×隼人 2(1) 左側CK 1(0) ×平松 2(−) 犯OS 1(−) 太田 9(−) ファール 6(−) 純平、平岡、浩太、平松、不明、平岡
[後半] 27分:ドリブルを突っ掛ける太田から、それを追い越した津田にスルーパス。スペースに抜けた津田からクロスが上がるが、これは大きく逆サイドに流れる。だが、フォローした純平が反転、ダイレクトで戻すと、待ち受ける村松が直接アーリークロス。DFが跳ね返すが、その先の右PA角平松が拾う。足下にボールを静止し暫く溜めると、素早く細かいフェイントからスルーパス。右外から津田が回り込んでクロスを入れると、そこに太田や塩沢や純平が詰める中、渡部?がオウンゴール。2−0。
33分:湘南、右からの展開から後ろから上がってきた渡部にボールが渡り、これを更に左サイドへと最終ラインの前を横切るようにパスを流す。そこには広大なスペースが生まれており、鶴見がスピードを加速。津田は中に絞り過ぎていた上に、最終ラインをブレイクさせてチェックに向かうのも遅れた(前半や左サイドを見ている限り、WBはSBがマークする約束事だったはず)。PA内に侵入する鶴見に慌ててチェックに行くが、鶴見は切り返してマークを外すと、角度35度から即シュート。真田の腕を抜けたボールは、巻いてファーサイドネットに突き刺さった。16歳に1点返され、2−1。
湘南 清水エスパルス 7(4) シュート 6(3) ×隼人、○北嶋、×北嶋、○純平、×北嶋、○純平 4(2) 右クロス 10(4) ×津田、×津田、×太田、○津田、○太田、×津田、×津田 ◎津田、○塩沢、×津田 1(0) 左クロス 4(1) ○村松、×村松、×村松、×田中 2(0) 右側CK 3(0) ×隼人、×隼人、×隼人 0(0) 左側CK 1(0) ×平松 1(−) 犯OS 0(−) 3(−) ファール 6(−) 津田、北嶋、田中、村松、田中、阿部
▼試合結果 清水エスパルスサテライト 2−1 湘南ベルマーレサテライト 得点:前半00分:清水・平松康平 (鈴木隼人・左クロス) 後半27分:清水・オウンゴール(津田和樹・右クロス) 後半33分:湘南・鶴見聡貴 (渡部翼 ・ショートパス) 警告:前半22分:湘南・照井篤 (ラフプレー) 前半44分:清水・平岡直起 (ラフプレー) ※公式記録は、こちら。
▼選手寸評 ●平松康平 (FW、1期生・23歳) 6.5 ゲームキャプテン。84分間出場。サテライトにいるべき選手ではないが、実際に実力差は明らかで、ボールを奪われることは殆ど無かった。だが、そのせいか、持ちすぎの嫌いは顕著。特にサイドに流れた時、マークを外そうとして相手数人を寄せ集めてしまい、サイドスペースを消すことが多かった。この点で鹿島戦、素早い反転で前にパスを出せる体勢を作っていた久保山に劣る。中央にドリブルで相手を引き寄せてサイドに展開、クロスに対してゴール前でワンタッチゴール、そういう平松を見たい。
●太田圭輔 (MF、2期生・21歳) 6.5 先制点に絡んだ後もこれでもかと右サイドを闊歩、これは早々に試合を決めるかと思いきや、相手が修正すると見事に消える。後半、津田の上がりで復活したが、守備には大きな不安を抱えた。ドリブル・クロス、共に高い威力を誇ったが、動き出しが直線的で単調。要はいつも通りということだが、太田の場合、このままで良いと思うのだが。先発では無理でも、例えば横山は総合的に代表を狙えるようなFWではなかったが、交代出場時は抜群に機能してたわけだし(太田とタイプは違うが)。
●村松潤 (DF、3期生・21歳) 6.0 CB両名のビルドアップ能力が低く、必然的に両SBが攻撃の起点となったが、高林が平岡を経由せずにチェンジサイドできる分だけ、村松に回ることが多かった。その村松に収まればボールは落ち着くのだが、落ち着かせすぎ。素早くボランチに入れたい所を縦に入れざるを得なくなり、左サイドが詰まる一因となった。相変わらずフィードの質は高いが、相手の強引なパワーやスピードに遅れをとる点も相変わらずで、トップ先発で非難されていた頃に比べ、格段の進歩はない。
●鈴木隼人 (MF、3期生・21歳) 5.0 左MFとしては狙い所のスペースを空けずに、そこで待ち構えてしまう傾向があり、テンポを悪くしていたが、ボランチではボールも集まり、攻守の軸になっていることを実感させた。だいぶ判断も速くなり、それでいて巧みに左右に捌いている。だが、ありえないバックパスミスを浚われて、速攻を許すことが2度も。集中力も問題だが、球足の遅さはもっと問題。例え、味方と自陣で回す時でも、強く速いパスに慣れておかなくては、とてもトップでは使えない。
●高木純平 (DF→MF、3期生・20歳) 7.0 珠玉の内容。確かに前日の鹿島戦で10分ほど出場した影響か、いつものように長い距離をフリーランする場面は少なかった。だが、判断速度の次元が違う。殆どを1タッチ、2タッチで正確に繋ぎ、相手に的を絞らせなかった。その上で、アーリークロスや前方フィードに独特の柔らかさがあるので、ますます相手の予測が追いつかない。塩沢が転倒しながら粘って繋ぎ、太田が折り返したボールを、駆け込んだ純平が強シュートを放った場面は、この日最大のハイライト(GK正面)。
●塩沢達也 (FW、3期生・20歳) 6.0 27分間出場。塩沢投入と同時に試合のテンポは加速。3期生4人がポンポン繋いで左サイドを一気呵成に突破した場面は、凄みがあった。判断が速い上に、第三の動きが豊富。だが、持病の喘息で暫く練習から離れていたこともあって、失速も早かった。活躍は10分ほどだったか。平松とは上手く差別化できず、阿部が投入された頃には既にチーム全体が逃げ切りモードだった。
●杉山浩太 (MF、5期生・18歳) 5.5 45分間出場。怪我で鹿島戦の出場を見送ったこともあってか、体は重かった。パスミスも何度かあり(浩太が繋ぎのパスをミスするのは、本当に珍しい)、「やべっ」と叫んでミスをフォローする姿も久々に見られた(笑)。それでも浩太らしさは随所に見せ、横に叩いて味方の攻撃を促すパスや、相手のチェックを一発でいなすボールタッチには、相変わらず痺れる。左クロスがDFに引っ掛かって流れたボールを、角度のない位置からダイレクトでループ気味に合わせる、テクニカルなシュートも放った。
●阿部文一朗 (FW、6期生・18歳) 評価無し 6分間出場。守備を頑張ってた(爆)。羽田がGKを蹴る時、「ブン!」と叫びながら、ボールはあらぬ方向に向かってしまい、ブンが必死に追い掛けてるのには、少し笑った。
真田雅則 6.0 無難。安心できるが、期待を越えるスーパープレーもない。 羽田敬介 5.5 交代してたのか…気付かんかった。失点は好シュートだが、桜戦でよく見られた形。 高林佑樹 5.0 フィードは正確だが、視野が狭くて台無し。攻守に思い切りが足りず、ジリ貧の傾向。 平岡直起 5.5 当たりは強いし、当たる狙いも良いが、フィードは逃げのものばかり。 吉田康弘 5.5 積極的だが、飛び出した先を混雑させているだけのような。早めにバテた。 北嶋秀朗 6.0 裏に抜け出す動きの質が高い。とにかく強いが、ひたすら遅い。 田中大輔 5.5 消えすぎだが、決定機を導ける独特のタッチが面白い。化けてほしい。 津田大輔 6.5 猪突猛進。右サイドを完全粉砕したが、クロスは信用できん。ポジショニングは一考。
湘南で目立った選手は、田辺、永里、得点の場面でのみ鶴見。ユース出身選手ばかりじゃん!(爆) CB・FW陣は清水のチビッコたち(除くキタジ)相手にパワーで圧する場面が目立ったが、これがソリッドな相手の多いJ2リーグで通用するかどうか。
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