2001年06月24日(日) |
クラブ選手権 東海予選 ジュビロ磐田戦 |
01年6月24日(日)13:00開始 豊田市運動公園陸上競技場 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 東海大会 決勝 対 ジュビロ磐田ユース
▼布陣 −−−−−阿部−−長沼−−−−−
−−−−−浩太−−仁科−−−−−
−大瀧−−−−渡邉−−−−日高−
−−−高山−−高柳−−天野−−−
−−−−−−−浅山−−−−−−−
ジュビロ磐田ユース:
−−−−−神谷−−太田−−−−−
−−−船谷−−−−−−沼野−−−
−−−−−中田−−岩本−−−−−
−佐野−−坂本−−峰村−−渥美−
−−−−−−−浅井−−−−−−−
全国大会出場権は3位以上であり、消化試合の趣も濃厚な決勝戦。サテライトでも静岡ダービーがあったため、主将深澤が欠場。対する磐田も、竹山・伊藤・鈴木・清水・犬塚・松井と清水以上に選手をサテライトに回し、1.5軍といった陣容。しかし、代わった1年生の船谷・沼野・岩本は日の丸クラスである。 清水は従来通りの布陣(3−5−2・1ボランチ)ながら、攻撃を仕切る深澤と違い、仁科が自身も憧れるという森島的なシャドーストライカーとしてトップ下に入った。もう一人の杉山浩は攻撃の司令塔、渡邊が守備重視という中盤の役割分担。DFラインはゾーンながらフラットではなく、高柳が余って裏をケアする形。
▼試合展開 序盤こそ日高の突破から多くの好機を作ったものの、前線の長沼・阿部が地上戦で劣勢でキープが十分に出来ないことから、徐々に「サイドを封じられると何もできないエスパルス」という最悪の展開に陥る。改めて、深澤の視野の広さに感心してしまうような内容。磐田はシュートまで至ることも少なく、実に退屈な展開で前半をスコアレスドローで折り返す。
後半開始早々、まだ目の覚めない清水DFラインのミスを突いて、太田があっさりと先制点を奪う。これに対し清水は14分、2列目から仁科が飛び出し、DFラインの裏でボールを奪うとそのまま決めてしまうという、実に彼らしい得点で同点に。スピード・技術などで抜群に優れた長所はないのに、得点を決めてしまう仁科は、危険地域を察知するのが上手い、清水らしくないFWである(誉め言葉)。だが、最後はゴール前の混戦からクリアボールが見方選手に当たって戻ってきたボールを、再び太田が敏捷に拾って突き放し、1−2。そのまま磐田が東海クラセン優勝を決めた。
前線の選手の走り込むスペースに正確にフィードするなど攻撃面でも光った高山が、よく高柳のカバーをしていたが、最終ラインの不安定さは隠せなかった。ボランチの渡邊が片方のサイドに釣り出された上で逆サイドに展開されると、DFとMFが挟み込む守備の基本が、急に出来なくなってしまう。絶対の武器であるサイド攻撃も最後まで封じ込まれ、課題を残した。
▼試合結果 清水エスパルスユース 1−2 ジュビロ磐田ユース
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