猫の瞑想
目次|前へ|次へ
日本でもアメリカでも、身分証明として運転免許証を見せることが多い。 顔写真付きで名前と住所が載っており、番号で照会も可能だからだろう。 しかし当たり前だが、運転しない人は持っていない。 運転免許証に代わって政府が全住民にIDカードを発行するのはどうであろうか。 こんな話がESLで出た。 すると中国、韓国、タイでは既に発行されているということがわかった。 ただしチップ埋め込みタイプではなく、韓国では現在議論がなされているという。 小説や映画の題材にもなっているが、既に現在でも様々なデータベースに アクセスできれば個人情報は恐ろしいほどに集まるはずだ。 特にプライバシーを重んじる欧米ではその是非がかなり議論されていると思うが、 911以来、それはセキュリティ重視に傾いているのかもしれない。 もしそうなれば、データ改竄によって私が私でなくなるという SF的状況も起こりうるのだろう。 そのとき私を私と認めてくれる人はどれだけいるのだろう。
|